今日も空の色が変。まだ黄砂が居座っているのだ。
こう云う時こそ雨でも降ってくれれば有難いのに。
それで昼食は自宅でカップ麺。懐かしいカップヌードルだ。
味は昔と変わっていないようだが、見た目は変わらないのにカップが紙製になっていた。
私の目の前に座る、見た目が昔とは大変わりしたルンバが突然叫ぶ。
「このバカ娘が悪いんだぁ」と。
視線の先はテレビのサスペンスドラマ。
昔はウッフンしながら小さな声で「はい」としか云わなかったのに、今はテレビに向かって怒鳴る。
私に向かってではないのだけれど、それでもビクッと反応する。
結婚式の時、彼女に「角隠しなんか要らない」と思ったけれど、それは大きな間違いだった。
減塩生活を続けているのでカップヌードルが塩辛く感じて、お湯を足して薄め、
出来るだけスープを飲まずに麺と具だけを口に入れた。
そう言えば昔、このカップヌードルにはオモチャのような小さなフォークが付いていたっけ。
そんなことを憶えている人は、もう少ないだろうなぁ。
試しにルンバに訊いてみたら「知っているよ。それがどうしたの」と返された。
「いや、憶えているかと思って・・・・・」と云う私の声は凄く小さい。