昨夜、ジュニアから電話。
「自分が行かれないのでA子ちゃんの卒業式にジュニア嫁と一緒に参列して写真を撮って欲しい」と云う。
新コロナ対策で、生徒一人に2人まで参加できるのだそう。
喜んだものの「チョット待て」。着ていく服が無いかも知れない。
毎日着ているのはジャージとGパンにTシャツ。
そしてウォーキングウェア。
喪服はあるけれど、スーツなんて20年は着たことが無い。
ネクタイだって捨てたかも。
箪笥の奥から探し出してカビが生えていないか確認し、ポッコリ腹が納まるのかも確認してOKの返事。
そして今日がA子ちゃんJK最後の日。
JKってわかる❔ 最近、女子高生のことをJKと呼ぶらしい。
だから男子高校生はDK❔
ネクタイは少し派手だけれど、これしか無いのだから仕方が無い。
ま、とにかく爺ちゃんは背筋を伸ばしてA子ちゃんの高校へ。
実はこの学校、私の母も母の姉も、そして私も卒業した母校なのだ。
校舎は新築されていて昔日の面影は全く無いけれど、校章はそのままだ。
体育館に置かれている椅子には番号札。それに名前を書いて係の人に渡す。
後日、誰かの感染が発覚したら周りに誰が座っていたか分かる仕組みだ。
隣に座ったジュニア嫁ともソーシャルディスタンス。寂しいので少しだけ椅子を寄せたのだが、その時に気が付いた。
何とフルオープンだった。
「卒業生入場」のアナウンスと共にカメラを構える。
が、当然だけれど全員同じ制服。そしてマスク。
誰がA子ちゃんなの❔❔❔❔
距離もあるのでジュニア嫁でさえ見分けがつかない様子。それで適当にシャッターを押すが逆光だ。
今でも憶えている校歌を、私もシッカリ歌おうと思っていたのに声を出してはイケナイらしい。
それでも小声で歌う懐かしい独り校歌斉唱。
卒業生の名前が一人ずつ呼ばれ「ハイッ」と元気よく起立するかと思ったら、やっぱり小声で返事をしての起立。
A子ちゃんの名前と共に起立したのが、A子ちゃん・・・・・なのだろう。
教室にも入れず言葉を交わすことも無く、式終了と共に退校。
写真は、ほぼ失敗。
映っているのは、誰か分からないJKばかり。まるでエロジジイの写真データだ。
制服姿の彼女を沢山撮ってあげようとカメラに充電したのにね。
ゴメン、明日 もう一回制服着てくれないかなぁ・・・・・