芥川賞は、レコード大賞で云えば新人賞だろうか。
一方、直木賞はある程度実績を積んだベテランに贈られる賞だ。
従って芥川賞は一発屋で終わってしまう人も稀にはいる。
むしろ選考委員が大変なのではと推察する。何しろ委員には有名作家がズラリ。
自分が書く時間を犠牲にして他人の書いたものを読むのだから。
もしかしたら最初の数ページ読んだだけで面白く無いと思ったらスキップする方がいるかも知れない。あくまでも「もしかしたら」だ。

最近、私が信頼性を置いているのは本屋大賞。
選考委員は、本が好きだと思われる全国書店員。
書くことを生業としていないので、より読者目線に近いのではないかと思う。
大賞に選ばれた「舟を編む」や「海賊とよばれた男」など、なかなか面白い本が多い。
「舟を編む」は国語辞典の編纂に携わる人々の思い、苦労、執念を書き上げ、「海賊とよばれた男」は実在した出光興産創業者をモデルとして描かれている。
数年前、書店で見つけたのが京都本大賞の文字。
京都を舞台にした小説の中から書店員だけでなく一般の読者との投票で選ばれるということだ。
私がハマっているのは第4回受賞者、望月麻衣さんの書いた「寺町三条のホームズ。」
次々と物語が続いて現在14巻が発売された。
別のシリーズものも書いているので大変だろうが、実は1巻で終わると思っていた「寺町三条・・・」が14巻も続くなんてね。
途中でやめる訳にはいかず、私の書棚には全巻が勢揃い。
私が大好きな街、京都の町並みが次々登場するので、また訪れたい気持ちがメラメラと燃え上がる。
この炎を起こすことこそが京都本大賞の目的なのだろうから、私は見事それにハマったと云うことになる。
新コロナが治まったら、もう一度歩きたいなぁ・・・・・京都。
それまで元気でいられれば良いけれど。