朝起きたら家の中が異様に静か。
テレビも消えていて妙に薄暗い。
今日は定期の受診日だから、メモは置かれていないけれどルンバは自分で運転して病院へ行ったのだ、きっと。
いつもと違って音のしない静かな家。
ルンバに先立たれたら、毎朝こんな感じになるのだろうと思った。
これは精神的に良くない。
朝食後、肋骨は完治寸前だけれどウォークに出ることにした。気分転換だ。
いつもは車で通り過ぎる団地の道路脇に咲く花を撮りながら歩く。
気になっていた丸い花は、小さな花の集合体だと知った。
車の工場脇に置かれている奇妙な機械は何に使うのだろう。
いよいよ高専裏の道路へ入り久し振りの坂道。
ハマナスは実を熟し、我が物顔に歩道へ覆い被さる勢い。奴らは歩道を覆うと刈られることを知らないのだ。
そんな中、クネクネ動く蛇を発見。
蜘蛛はダメだが蛇は平気な私。慌てて追いかけるが草の中に逃げられた。
爺さんは、数年前まで全員年上だと思っていたけれど、最近はどう見ても自分より年下の爺さんが増えたように感じる。
珍しく夫婦でウォークしている人がやって来た。絶対私よりも年下だ。
奥さんの方は、歩きながら僅かにクネクネしている。
それを見ながら、(やっぱり女性はクネクネしなくなったら魅力が無くなるなぁ)と思う。
3.5キロを歩き、やっと自宅に到着。
車が戻って来ていると云うことはルンバが帰ってきていると云うことだ。
居間へ入った途端、騒々しい日常が始まった。
「大丈夫なの?汗拭くタオルは持っていったの?」と早速怒られた。
全くクネクネはしないけれど、でもこの騒音が今日は何故か心地良い。