北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

過ぎたるは及ばざるが如し

2014-05-24 21:55:01 | 旅行
次は、戸隠神社 中社(ちゅうしゃ)を目指す。
土産物店とか会館の駐車場は見つかるのだが無料の駐車場が見当たらない。
諦めかけた時、奥に駐車場を発見。そして、また階段を上がるのだろうと思っていたら、100mほど横に社殿があった。
社殿の横には滝が流れ落ちている。


人間とは勝手なもので、汗もかかず石段も上がらず 簡単に参拝できたので何か物足りなく思ってしまう。

最後に、奥社へと車を走らせる。
ただし、情報では奥社へは2kmほど歩かなければならないとか。
でも、もしかしたら宝光社のように隠れた道が通じているかも知れない。
道が無ければ、参道を2~3分歩いて雰囲気だけ感じ取れれば良いか と最初から及び腰だ。

奥社の参道入口には500円の有料駐車場が林立。どうもここには無料の駐車場が無いようだ。

通る車を呼び込む姿に参拝する気も失せて素通り。
2~3分 参道を歩くだけなのに500円は払えない。
それに参拝者から 何とか金を取ろうと云う精神が好きになれない。
だから拒否反応が先に出てしまった。

この先は 「道の駅 しなの」へ寄り「道の駅 ふるさと豊田」へ到着。
どうも天候が回復せず雨が降ってきたので、ここで車中泊することにした。

やっと釜飯が消化された様子。内部の食堂で早めの夕食と思ったらメニューに蕎麦の文字。もう我慢を重ねてきたので ここは蕎麦だ。
しかし良く見ると「かけ蕎麦670円」と少し高い。月見蕎麦は720円だ。
それなのにカレーライスやラーメンは520円と安い。

でも、気持は蕎麦だ。高くても蕎麦だ。
お尻ちゃんが「カレーが食べたい」と云ったらカレーになるかも知れないが・・・・・お尻ちゃんがいないので蕎麦だ。

普通、月見蕎麦はあまり食べないのだが、(おうはん卵) と書いてあるので何だか知らないが注文してみた。
蕎麦が出来上がるまでキョロキョロしていたら、何と「天かす」と「海苔」が「ご自由に」と書いてある。


無料が大好きな私。どうせ周りに客がいないのでと固い決意。
出来上がった蕎麦は、少し細麺で適度なコシもあり旨い。かなり高得点だ。


それより驚いたのは (おうはん卵) だ。こんなに旨い卵を食べたことがない。
濃厚なコクのある卵に大興奮。(こりゃ凄いわ) と食べていた途中で思い出した。
そう、無料の「天かす」と「海苔」を忘れていた。
海苔を大きく一掴み。天かすは大きく二杯。


(これは、かなり良いぞ~~) と思ったら・・・・味が変わってしまった。
海苔がしつこくまとわり付いて食べずらい。
天かすは、汁の味を変えてしまった。

これは大失敗。タダだからと云って度を越してはいけない。

釜飯が邪魔をする

2014-05-23 19:58:28 | 旅行
善光寺、
本当は南側から参道を通って上がりたかったのだが、駐車場が北側の 寺で云えば裏側にあるので、逆側から境内へ入ることになってしまった。


でも、最初に見かけたのが和服の美人。どうも結婚式のようだ。隣の扇子を持った男が、「お笑いを一席・・・・・」に見えて仕方が無い。


和服を着ると、女性は美しく映えるが男は どうしてもオチャラカシに見えてしまう。

参道を歩いていると目につくのが蕎麦屋の看板。




(そうだ、ここの名物は蕎麦なのだ)と、思ったが釜飯が入ったばかりなので食べられない。釜飯を半分にしておけばよかったのだが手遅れ。
蕎麦屋を横目に御朱印を頂き、菅笠を土産に買って寺を後にした。


何処へ行こうか地図で探して目指したのが戸隠(とがくし)。

戸隠は伊賀・甲賀と並んで忍者で有名だが、目指すのは戸隠神社だ。
奥社・中社・宝光社など五社からなるが、行きやすい宝光社をセット。

峠を越えて到着した無料のPから見えるのは、270段以上あると云われる石段。




横に居た二人の女性が黙々と上がり始めたので、あわてて 彼女たちを追う。
しかし、差は広がる一方。お尻ちゃん達・・・・じゃなかった、彼女たちはどんどん小さくなる。
息も絶え絶えで、何とか上がりきり趣のある社殿に参拝。御朱印も頂く。




ふと社務所の裏を見ると車が置いてある。何と車で上がれる裏道があるらしい。
何か卑怯だ。

車の坂道とは別に緩い女坂もあるようで、帰りはそちらを下る。

そうそう、戸隠も蕎麦が名物で、沢山の店が並んでいたが釜飯の消化が進んでいないので、涙を呑んで素通り。

虎と龍の戦い

2014-05-22 20:37:50 | 旅行
姨捨から向かったのは善光寺。

しかし、車を走らせていると路肩に「おぎのや」の看板


そう「釜飯のおぎのや」だ。
数年前、軽井沢で感激して食べた釜飯の味が蘇る。

善光寺へお参りしようとしたことへの ご褒美効果かも知れない。

釜飯を目指し看板に従って走っていたら「川中島古戦場」の文字。
川中島って、この辺にあるらしい。これは寄るしかない。

以前、関ケ原古戦場へ行ってガッカリしたことがあるが、二大古戦場の一つとも云うべき越後の虎 上杉謙信と甲斐の龍 武田信玄が激突した川中島を素通りしたのでは後悔するかも知れない。

川中島は「川の中州」に違いないと勝手に思い込んでいたが(大きな目で見れば中州なのかも知れない)


信玄と謙信が戦ったのは八幡原と云う川岸のようだ。


戦死者6千人以上を葬った首塚とか、近くにある八幡社には両軍の展開図。




謙信が信玄に討ちかかる様子を見事に模した迫力ある像がある。


(これ これ。こう云うのが見たかったのだ) と 関ケ原とは大違いの古戦場跡に大喜びで写真を撮りまくり。
もちろん八幡社に参拝の後、御朱印も忘れずに頂いた。


そして、その古戦場のすぐ近くが「おぎのや」昼には少し早すぎるが釜飯を買って車中で味わう。普段は食べない漬物やサービスでくれた饅頭まで腹の中。


大満足で、今度こそ善光寺へと向かう。

姨石(おばいし)に・・・・立ちもせず

2014-05-21 13:58:08 | 旅行
翌朝、月の名所と云われる長楽寺に寄らなかったことを思い出しナビにセット。
前日走った道を どんどん戻る。驚かされた上山田温泉の芝居小屋の前も通り抜けて姨捨SAの直下まで戻った。
こんなことなら、昨日寄っておくのだったと後悔しても土地勘がないのだから仕方が無い。
ナビに誘導された場所には寺など見当たらないので、車を余地に停めて歩いていた奥様に尋ねると、車を停めた場所が丁度 寺の裏門に相当するらしい。

本堂の位置などを尋ねると、奥様が横の岩の上へヒョイヒョイと上がって手招き。


私も崩れそうな石の上を何とか上がってみると、何と乗っているのは姨石とか云う長楽寺の一角にある岩で、裏から見るとそれ程でもないが上から見るとかなりの高さ。


足下の岩は不安定で崩れそうなザラザラ石で、思わず手を付いて四つん這いになりたくなったが、


奥様は平気な顔で歩き回り「あれが本堂で、こちらが棚田よ」と周辺の説明を始めた。私は返事をするものの足が動かない。

(木の向こうに見えているのが棚田)

頭だけ少し動かして見ているフリ。膝だって伸びないまま。

奥様の友人が来たようで、急に下の方から声がかかり「じゃ~ね~」と云って駆け下りて行ってしまった。


一人取り残された私。足が動かないのでユーターンが出来ない。
カエルのように這いつくばって、口にカメラの紐を咥えて必死に・・・・下りる。

何とか生還し、一息入れて・・・・・長楽寺の本堂へ。



朱印帳も忘れずに持参して記帳してもらう。


様々な人がここで歌を詠んでいるようだが、私のお気に入りはこれ。


「姨山や ここらが杖の置処」


そして私が詠んだのは これ
「姨石に 膝も震えて 立てもせず」 しばらく小さくなったままだったから
「立てもせず」にしようか「立ちもせず」にしようか迷ったけど・・・・

ナビに翻弄されて 姨捨(おばすて)を走る

2014-05-20 22:41:40 | 旅行
黒部からのアルペンラインは大町まで快適に下る。

姨捨SAで約束があるので先頭を切って走り抜ける。
この後、ブロ友のKさんからのプレゼントを受取る手筈だ。

時間に遅れると預かってもらっている方に申し訳ないのでどんどん走る。
しかし、例のクソナビが本領発揮。
大町から細いウネウネの峠を越える山道を選択。
これは (やっちまったか) と気付いた時には既に山の中。

県道55号と差切峠とか云うのを必死で走り やっと到着した姨捨SAでKさんからの荷物を受取り、代わりにKさんへの品物を預かってもらう。

さて、今日はこれからだ。
何しろ車中泊を続けたので今夜はホテルに泊まって洗濯もしたいし体も洗いたい。ウォシュレツトで何度も洗われているK門様以外は汗で汚れている。

上田のホテルを予約しスマートICで姨捨SAを出たのは良いが、高所にあるSAからは崖を落ちるような急坂
これを必死のブレーキで下る。
こんな急坂の先にICを無理して作らなくてもよさそうなものだと思う。

ナビが選んだルートを信じて上山田温泉街に入る。
近道だと信じて狭い路地を右左折。数人の人だかりの横を遠慮気味に通らせてもらったが、振り向いた人の顔が・・・目がクッキリで耳元まで裂けている。
(ウワッ) と驚いてよく見たら芝居小屋の出演者らしい。
クソナビは、これを見せて驚かせたかったのか?

真田の町、上田のホテルに到着。洗濯中に夕食をと駅の周囲を歩くが、居酒屋ばかりで普通に食事できるところが無い。仕方が無いのでコンビニ弁当の夕食。
でも、久しぶりのホテルなので嬉しい。