高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

横浜高島屋 2 「満員御礼」

2008年03月07日 06時43分05秒 | 出張

20080306131447 昨日に続き、超満員の横浜高島屋である。「いったい何処が不況なの?」と聞きたくなるほどの活況である。そんな中、特に目を見張るのが薩摩柘植細工の喜多君の所だ。普段他のデパートで出ている時と同じ商材なのに、別に目新しい目玉商品があるわけでもないのに、何故か今回は飛ぶように売れて行く。

「何がいつもとこんなに違うのだろう?」(決して、他のデパートで売れていない訳ではない、今回があまりにもびっくりするほど売れているのだ) 商品単価も1000円くらいから始まり、数千円のブラシがメインであるのに、黒山の人だかり、売っているのは店主の喜多君とマネキンさん3人の4人体制、みんな忙しくレジに走っていく。

20080306131411 この写真の中央上部分が喜多君のお店だ。人が集まって居る所に人は寄って行くのは判るのだが、回りの勢いに「買わなければソンだ!」「何か良さそうだ!」「私も欲しい!」とムードがなってしまうのだろうか?

売り上げが上がり、店主の顔が笑み、その余裕にお客様も安心する、又その安心感が財布の紐を緩めているのだろう。良い循環をしているのだ。商売とはホントに面白い。私なども 心が自分のホームグラウンドで商売をしている時は余裕がありお客様との掛け合いも楽しくどんどん盛り上がって行き、面白いように売れて行くが、逆に気持ちが負けている時は弱り目に祟り目、何をやっても三隣亡。どうしたものか?と頭を抱えてしまう時もある。しかし、決して顔には出さない様努力はしている。

20080306194808 こうやって、販売の第一線に出ていると、いろんな事を考えさせられる。商品開発、売り方、気持ちの高め方、明日に向かって一つ一つ積み上げるしかないのである。きっと、今回の喜多君の所も目に見えない販売努力の積み重ねで今回の盛況を迎えているのだと思う。見て下さい、この余裕の笑顔 

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