毎日、毎日、次から次へとお客様が入ってくる。「いったい何処が不況なの?100年に一度の経済危機とは何処の話なの?」と思えるほど、沢山のお客様で賑あっている。高額な家具が売れたかと思えば、あちらではアクセサリーが、こちらでは、次から次へとアルバイトの女の子がレジに走っていく。
私の所はどうか?というと、おかげで前年を充分クリアーしている。「高額なバッグが次から次へと」という訳にはいかないが、お箸など小物類は本当に忙しい。毎日、販売点数を見てみると、150点を越えているではないか!
この「名入れ箸」を売り出して3年目である。やっと、このお箸にもお客様が付いてきたのだ。昨年買ってくれたお客様が「あなたが来るのを待っていたの!」「他を探しても何処にも売っていないから!」「去年買ったのだけれど、他のお箸が使えなくなってしまった!」と、昨日も、「昨日お父さんが買ってきたのだが、あまりにも使いやすいので家族分買いに来たの!」と奥様が家族全員の十数膳買ってくださった。
「チリも積もれば山となる」のことわざ通り、1本1本は小さな金額でも、毎日確実に売れてくれる。高額なバッグはその日その日で、当たり外れがあるのだが、コンスタントにヒットを打ってくれるイチローの様な存在なのだ。
買い求めやすい値段で、竹製品を使って頂き、竹の良さを知ってもらい、身近なものとして使って頂く、竹のファンを増やしていくことが大切だと思っている。