帆布の細野君が陣中見舞いに来てくれた。彼とは3年前に相模原伊勢丹で一緒になり、年齢は相当違うのだが、彼の茫洋とした人柄が好きで、それ以降親しくしてもらっている。
先日の私のブログに「「浅草亀十のどら焼き」が美味しかった」という記事を見て、わざわざ、「他にもこんな美味しいものがありますよ!」と「大心堂雷おこし」を持ってきてくれたのだ。「雷おこし」といえば小さい時にお土産で頂いて食べたような気がするが、あまり美味しいと思った事は無かった。
「アレッ?」
「??……」
「おいし~い」 「これは大人の味だ!」
「おこしってこんなに上品な味なんだ!」
厳選した本物の材料を、丁寧に作った本物の味だ。ピーナッツとお米がそれぞれによい香りがして、絡んでいる飴はぴっかぴかに輝いて美しい。手作りで量産していないため、台東区の本店でしか売っておらず、あまりその存在は知られていないようだ、 細野君のおかげで、また一つ東京のお土産が増えそうだ。