高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

長年の友

2008年08月13日 08時30分50秒 | 出張

85_001 長年使ってきたパソコン。パナソニックの「レッツノート CF-W2」。買った当時ではバッテリー駆動時間も最長8時間で、軽くて、DVD再生まで付いた最高機種であった。お陰で、海外旅行にも必ず携帯し、出張中には欠かせないアイテムである。

だが、5年も使っていると、いろいろと不具合が出てきた。動きが遅くなってきた、起動時間が掛かるようになって来た、また、長年使い込んだメールソフトのアウトルックでは、メールの遣り取りが出来なくなってしまい、今はアウトルックエキスプレスを使っている。これも何となく、調子が悪い。無料のメールサービスなどに登録してその場をしのいでいるが、何時までもこんな事ではらちが厭かない。

しかし、この機種を手放す事は出来ない。これだけ、使い込んでいると自分の体の一部の様な気がして手放せない。忙しいシーズンが済んだら、一度、リカバリーをして初期状態に戻してみようと考えている。頑張ってもう一頑張りしてちょうだい!

さて、今日から新宿伊勢丹での「大九州展」の初日である。またまた、沢山のお客様の来場をお待ちしています。

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同級生 黒木

2008年08月12日 05時20分48秒 | 友人

夏休みを充分堪能したあと、もう今日から2週間の出張に出発である。

昨日は大阪から、高校の同級生の「黒木」が家族でやって来た。面白いもので、彼とは学生時代はそんなに仲が良かった訳ではない。お互い、性格も交友関係も全く違ったのだ。私の彼の印象は「理屈っぽい頑固なヤツ!」で、昔から濃いいヤツだった。フォークギターをいつも抱えていて、学園祭などに一番熱を上げるタイプであった。

向こうにしてみれば「ヤンキーっぽい、近寄りにくいヤツ!」と思っていたようだ。しかし、お互いに印象は強く、35年経っても忘れる事の出来ないヤツなのだ。

811_003現在、彼は大阪で学校の先生をしているので、「橋下知事のせいで給料10%カットは痛いぜ!」とぼやいていたが、奥さんと高校1年生になる長男を連れて遊びに来てくれたのだ。

嬉しいじゃありませんか?

工房内を案内して、現在に暮らし振りを見てもらった。事務所にある本棚の中のズラーと並んだパソコンの本を見て、

「お前も勉強するようになったんだな」と、

すると、妻の悦子が、「高校時代は勉強してなかったんですか?」

すると、ヤツが「見たこと無いな?ラブレターを書いてる所は見た!」と

35年経っても、同級生に会うと意識はお互い高校生に戻っている。呼び方も「オイッ、お前なー」だ。また、これから35年後に会うことが出来るのか?その時はお互いにボケていて、誰か判らなかったりして!

でも、ホント遠い所まで良く来てくれました。ありがとう。

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夏休み 4

2008年08月11日 06時31分59秒 | 家族

次に進んだところは、何回かの急流を越え、ターザンダイビングポイント。此処はさほど高い所から飛び込むのでなく、木に吊るしてあるロープにぶら下がり、空中ブランコにぶら下っている様な感じである。これはそんなに怖くは無い。楽しい。なかなかこんな体験はできないのだから。慎重派の悦子もダイビング。

89_018 もう少し進むと最後のポイント。急流の中に飛び込んで水の中に引き込まれて行くポイントである。此処は飛び込む所が低いので全然怖さは無い。処が、水に入ってから中々浮上できないのだ。

傍から見ていると「飛び込んで暫くすると浮いてくる。大した事ないやん」と思うのだが、いざ、自分が飛び込んで見ると、水面は見えるのだが、其処になかなか辿り着けないのだ。気は焦る。溺れる人の気持ちが判った。もうちょっとで生還できるのに、なかなか水面に出れないのだ。私も結構ここでは水を飲んでしまった。ライフジャケットが無ければ、そのままお陀仏の所である。水はプールの様に奇麗な透明な水では無い。結構濁っていて、普段であれば絶対に「こんな水飲まないぞ!」と思うところであるが、可笑しなもので、こんな時は汚いとか、不衛生だとかは考えもしないのだ。汚い濁流の中で目も開けているし、思いっきり飲み込んでもいる。少々のばい菌が入っても、どおって事は無い。

一番最後のゴール前が一番激しい急流になっている。家族4人と頼りになる、ワンパクガイドで一生懸命セールを漕ぐ。激しく上下にボートは揺れる、放り出されないように必死で足を踏ん張り頑張る。無事、最後の急流を乗り越えゴールに到着。ホット一安心すると、ワンパクガイドがボートをザブンとひっくり返す、これが最後の落ちであった。

89_017_2全員、水難者も出ず。実に楽しい体験であった。最後に川下りのいろんな会社があるのだが、私たちが参加した「サン・トラフト」など、激しい体験をさせてくれる所のほうが面白い。小学校5年生以上でないと参加できないそうだが、小さい子供も参加できるツアーはもう少し大人しいようだ。

暑い夏に、家族で、友人で、是非体験してみては?お奨めです。

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夏休み 3

2008年08月10日 02時35分24秒 | 家族

いよいよ、川下りの始まりである。最初は緩やかな流れに乗って気持ちが良い。暫く進むと流れが速く波うった所に突入である。思っきりセールを漕いでいたほうがボートが安定しているそうだ。体が上下に振り回されて落ちそうになるが、必死にセールを漕いで何とかやり過ごす。無事、誰も落ちることなく通過だ。

89_007 ガイドの兄ちゃんはガキ大将がそのまま大きくなって来たような感じである。お客を意識して丁寧な言葉使いをする訳でなく、自然体である。真っ黒に日焼けして、何処に目があり、口があるのか?解らない。淡々とした話方には好感が持てた。それと、彼らはエンタティナーでなくては為らない。約3時間のコースの間、我々を次から次へと楽しませてくれるのだ。

木船の船頭さんは急流を避け、舟を転覆させない様にするのが仕事だが、彼らはいかに激しい流れに突っ込みボートを転覆させるのが仕事である。

今回も、何回、ボートが転覆して放り出された事か?でも、楽しい。他のボートに飛び蹴りをして、他のボートの人を落としたり、我々を油断させといて岩に激突してびっくり、とか、でもあくまでも彼らの範疇の中で安全を確保した上での事だろう。

暫く、急流と緩流の中を進んで行くと相当ボートにも慣れてくる。激しい所では1mくらいボートが飛んでいる。悦子もクルムもシンラも大喜びである。遊園地のジェットコースターより、断然迫力もあり面白い。

次に着いた所はダイビングポイント。高さ約7メートルの所からザブーンと川に飛び込むのである。岩場の上に上がってみると、「高い!」「ホントに此処から飛ぶのかい?」 考えてみると7メートルと言えば、ビルの3階の高さがあるのではないか。恐ろしい。上から見ると7m+自分の身長がプラスされるので9m近くあるのだ。高所恐怖症の大川さんや多田さんにも(そういえばどちらも藍染屋さんだな?)飛ばせて遣りたいな!

89_019 こんな所から飛ぶのだが、まずは自衛隊チームが次々と飛び込んで行く。彼らは日頃から、こんな事ばかり遣っているから良いのだが、我々は上から覗くと足が竦む。悦子は最初から無理と下から高見の見物である。(低見?)

まず、クルムがあまり躊躇せず飛び込んでいった。次にシンラの番であるが、怖気付いて中々飛び込めない。順番を代わって、私が飛び込むことに。覗くと確かに高い!出来る事なら私も止めておこうかでも、男は辛いよ!息子の手前、此処で怖気づく事は出来ない、何事も無いような顔をして「それー」とは行かない。やっぱー怖わー。1回躊躇する。心の中で、いろいろと葛藤がある。短いホンの数秒の内に、「男として、父親として、でも怖い、もう止めておこうか?デモでも、それでは立場もないし」などなどと考えたのだろう。そして、ザブーン。水から顔を出した時は、さも当たり前に跳んだかの様な顔をして。

何人か順番を後にして、いよいよシンラも意を決して飛び込む番だ。飛び込もうと意識するのだが、最後の一足が出ない。2回、3回、と躊躇している。彼の気持ちの中が良くわかる。4回目、ついに飛び込んだ!「ザブーン!」勝ち誇った様な顔をして、水から出てきた。ちょっと、満足げだ。こんな小さな事だが、恐怖に打ち勝った自分があるのだ。

つづく

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夏休み 2

2008年08月09日 20時47分00秒 | 家族

行ってきました!熊本、球磨川、川下り。サイコーに楽しかった。

87_003

この写真の通りのダイナミックな体験が出来ました。

朝早く目が覚めた私は、出発前の事務仕事を一仕事終えてから出発である。霧雨が降る中8時に出発。由布院から高速に乗り、一路、熊本県人吉市へ。ナビに因ると約4時間で目的地に着く様だ。大分県を抜け福岡県に入る頃にはすっかり天気も回復して青空である。行楽日和になって来た。89_002 予定より30分早く集合場所に到着。最近のナビは優秀でどんな細かい道でも対応している。

まずは受付をして、申込書と誓約書にサイン。誓約書を見ると例によって「もし、事故にあっても自己責任です」という内容になっている。受付の兄ちゃんたちも、真っ黒に日焼けした20代の青年ばかりである。もし、頭に三角の日傘を被った船頭さんの様な人が出てきたらがっかりするのだが、今回はエネルギーが満ち溢れた若者ばかりである。

コースは1日コースと半日コースがあるのだが、私たちは時間の関係で午後からスタートの半日コースである。私たち家族ともう一組、これも全員が屈強な体格をした4人組であった。810 それもその筈、鹿児島から来た自衛隊員であった。普段から頭は使わないが、穴を掘ったり、走ったり、体を使う事には慣れた連中である。しかし、全員爽やかな良い青年であった。

89_014 まづはヘルメットとライフジャケットを装着してから、準備体操をする。自分たちでボートを担いで、川まで運び、取りあえず、水に慣れることから始める。最初にした事は、ちょっと離れた上流まで歩いていき、其処から川に飛び込み流される事から始める。89_015どんどん流されて行くのだが、ライフジャケットのお陰で沈み込む事は無い。案外、気持ちが良いし楽しい。「もし、ボートから落ちても、ちゃんと浮きますから安心して下さい。」とガイドの兄ちゃんが言う。次に初めてボートに乗り込み、指示に従いセールを漕ぐ。家族4人で真面目に漕げば急流である川を向こう岸まで渡りきるのだ。渡った所に少し深いところがあり、岩場をよじ登り、其処から川に飛び込みである。「えー、イキナリかい!」高さ5メートルくらいの所から川にダイビング。89_020「ザブーン!」 これが、中々の高さがあるのだ。

我々が川に慣れる練習をしていた頃、1日コースのメンバーが昼食のバーベキューを食べ終え、午後からは一緒に合流する。女の子6人のグループと20代30代の5人のグループである。合計4台のボートで約10キロの川下りに出発だ。

つづく

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夏休み!

2008年08月08日 05時51分34秒 | 家族

今年は家族が揃う夏休みは、この1週間だけである。広島から戻り、溜まった雑用と次の大きな催事である「新宿伊勢丹」の準備などで直ぐに日は過ぎていく。お盆休みも無いので、今日、明日と無理に家族休暇を作った。

家族で相談の結果、熊本県の球麿川の川下りに行く事にした。ラフティング。ゴムボートに乗って急流を水浸しになりながら下ってくるのである。今年はパラセーリングに挑戦したり、ラフティングをしたりとアクティブな年になった。

87_003 全身水浸しになって、川に落ち込んだりしたら、良い思い出が出来そうだ。

大体が、子供のままの感性で、大きくなった様なもので、小さい時から「やって失敗してみないと判らない。痛い目に合わないと判らない。」ところは全然変わっていない。しかし、その分、中身の濃い人生をおくっているような気がする?

では、二日間の夏休みを楽しんで来ます。

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ひぐらし 

2008年08月07日 05時22分34秒 | 安心院

広島三越の催事もお陰様で沢山のお客様にご来場頂き、無事に終了しました。翌日の大分までは、丁度、平和学習で広島に来ていた、長男クルムと合流。広島駅で12時に待ち合わせをしたのだが、12時5分になっても現われない。今、クルムには携帯を持たせていないので、こういった時にもどかしさを感じるが、昔は誰も携帯なんか持っていなかった分、時間や約束を守るための細心の注意を払ったのだろう。10分になって、駅の公衆電話からやっと連絡が入った。

遅れた理由を聞いてみると「広島駅行きの電車に乗ったはずなのに、違う所に着いてしまった。これはヤバイ!と駅方向に歩いていたのだが、とても間に合いそうも無い。そこで、タクシーを拾い、有り金全部の1000円分だけ走ってもらったら、タクシーの運転手さんが良い人で1000円でメーターを下ろした後、駅まで乗せてきてくれた。」らしい。こんな所は妙に得をするように生まれ付いて持った物だろう。彼の財産かも知れない。

新幹線、特急ソニックと乗り継いで別府に到着。別府駅で迎えに来てくれた悦子と合流。その後、ラグビーの合宿に行っていた次男シンラをお迎えに。やっと、家族が全員集合である。今年の夏はこの1週間しか家族がそろう事は無い。

やっと、家に帰って来ると涼しい事、涼しい事。昨日までの広島の暑さが嘘のように涼しい。ヒグラシの声を聞きながらお風呂に入る。一番「幸せ!」を感じる時である。

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広島 8 チームワーク

2008年08月05日 04時32分17秒 | 出張

広島三越での催事も無事終了しました。沢山のお客様にご来店頂き、お礼申し上げます。今回、なんと言っても「人」に恵まれました。前半、後半に分かれて二人のアルバイトさんが付いてくれました。二人とも、社員の「Tっちゃん」がカリスマアルバイトと呼ぶだけあって、実に良く気が付き、前向きに楽しんで販売してくれた。

前半登場の「A」さん、おっとりした口ぶりで自然派志向、お客様との距離感や間が何とも良いのだ。休憩時間にも竹細工のことや、私の事を勉強してくださり、友人や他の部署の従業員にも「このお箸はほんとに凄いの!」などと宣伝してくれる。写真は「魂が吸い取られるからダメです!」なんて、惚けた事を言う。

後半登場の「K」さん、この方も実に明るく機転の利く人だった。やはり、同じように休憩時間に知り合いや従業員に宣伝してくれる。お陰で、今回は広島三越の関係者四分の一くらいの人がお箸を買ってくれたのではないだろうか?フラダンスが趣味で、84_010担当社員の「Tっちゃん」と今度8月6日、広島三越のビアガーデンで踊るそうだ。

この二人のカリスマアルバイトに支えられて、ちょっと頼りないのが社員の「Tっちゃん」。でも、人柄が可愛い広島弁のレッサーパンダの様な感じだ。

1週間、尻上がりに売り上げも増えていき、(普通は初日にドカンと行くのだが、今年は初日が悪かった。)着実に、毎日毎日種まきをして翌日刈り取る、とこんな感じであった。ホームランで点を稼ぐのでなく、ヒットを積み重ねて着実に点を取っていった。という感じである。最終日も、夕方5時の時点で昨年の実績まであと、4万5千円。「んー、何とかバッグが一つ売れれば良いのだが?」と考えていた。「よーし、頑張りましょう!」

其処へ、たまたま通りがかったお客様が「名入れ箸」を見て、「これは良い!何時まで?」と聞くので、「今日が最終日です、後2時間で終わりです」とお答えしたら、慌てて部下にリストを持ってこさせて26膳のご注文!「一膳ずつ名前を彫って、包装して下さい」と言われ、社員の「Tッちゃん」が大慌て!私が26膳の名前を彫っているし、慌しい雰囲気に他のお客様が「何事か?」と興味を持って下さり 「私も、私も‥‥」となり、あっと言う間にお箸で売り上げを達成してしまった。この1時間くらいの間に「名入れ箸」だけで50膳近く売れた。着実にヒットを打って点を稼ぐ安心感。マリナースのイチローになった気分だ。

チームワークの楽しさを感じさせてくれる1週間であった。

また、来年も広島の皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。ありがとう。

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広島 7 律儀

2008年08月04日 07時28分20秒 | 出張

広島の県民性なのか?たまたま、私の所に来るお客様の人柄が良いのか?広島の人は律儀だと感じる。接客をしても、「取っといて下さい!」と言われれば、必ず後に来てくれる。また、良くある常套句で「後からまた来ます」とか「一回りしてから」と言われても、ほとんどは断る口実の言葉なのだが、此処ではほんとに一回りして来てくれるのだ。

昨日も、こんなお客様が戻って来た。プレゼントに「携帯入れを」と仰ってくれたのだが、81_005 私が「今の携帯はサイズがいろいろあるので、贈る方の携帯の大きさを調べて贈られた方が良いですよ」とお断りしたのだが、翌日、ちゃんとサイズを調べて来て、「このサイズです」とメモ書きを渡してくれる。丁度良いサイズがあったのでお買い求め頂いた。

また、前日に「これ何時までやってるん?」と聞いていかれたオジサンがやって来て、「昨日、何時までやってるん、と聞いたの覚えてる?」と仰る、そして、「ハワイのお土産に」と沢山お買い上げ頂いた。

皆さん、本当に律儀に来て下さいます。

恒例の朝歩きは、ホテルを出て西へ、原爆ドームのある平和公園を北へ、広島球場の前を通り、どんどん北へ歩いていくと「こんな所に?」と思ったのだが、やけに塀の高い施設がある。「広島拘置所」だった。20080802065036 町の中心の繁華街から200メートルくらいの所にこんな施設があるのだ。

拘置所を横目で見ながら、まだまだ、北に歩いていく。市内唯一のつり橋である「工兵橋」に出るはずであるが、歩いても歩いてもなかなか着かない。途中でオジサンに道を聞いてみると、実に親切に明るく教えてくれる。20080802070930 「この道をもう少しいきんしゃい、そうすると大きな新しい橋があるんで、その次が工兵橋じゃ」ニコニコしながら教えてくれる。

広島の人は律儀で面倒見が良い。その良い部分が強く出すぎると熱烈な広島カープファンの応援になったり、広島といえば「そうじゃけん!」のヤクザの抗争事件になったりするのでは?

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広島 6 びっくり為五郎!

2008年08月03日 06時44分14秒 | 食べ物

尻上がりに調子が良くなっている。今年は出だしの初日がイマイチで心配したのだが、今までに種まきをしたお客様が着実に戻ってきてくださる。

昨日、午後にすーとやって来て、ぱっと高額なバッグをお買い求め頂いた。あまり、簡単にお決めになるので、「以前に何処かで私の作品を見て頂いたのでしょうか?」と聞くと、「ホームページで見ていて、三越に来ていると知って、買いに来たのです。」と仰る。最近、こういったお客様が本当に増えた。ありがたいことです。こんな、稚拙なブログでも楽しみに見てくださる方も沢山いてくれます。

夕方には、ミホちゃんが旦那さんと連れ立って来てくれた。まだ、6月30日に結婚したばかりである。昨年、美女二人に囲まれて、鼻の下を伸ばして飲んだ時http://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20070805

82_003 「今、彼氏がいるんです。」と聞いていたのが、その通りに幸せな顔で、優しそうな旦那さんと一緒に挨拶に来てくれたのだ。

ミホちゃん、男の私が見ても「大丈夫。」と言える誠実そうな旦那さんですね。 オメデトウ!

閉店後、2年前に見つけたお好み屋「本気豚喰」と変わった名前だが、昔、ギター小僧で今でもその夢が捨てきれないマスターが、いつも、エリック・クラプトンなどのライブ映像を流して、踊りながらお好み焼きを焼いている。もう一つ、この店の名物が「びっくり為五郎」という名の、チャレンジお好みだ。20080801070230 お肉と野菜が3人前、ソバが5玉入ったジャンボお好みを30分以内に食べたら無料。私は2年前に挑戦して、見事、達成している。http://www18.ocn.ne.jp/~h-tonk/info_tame5rou2006.html

また、今回も「びっくり為五郎」を食べに行くわけでは無い。その時からご縁が出来て、普通のお好み焼きを食べに行くのである。

1年ぶりに、お店に入るとマスターが「懐かしい光景でしょう」とカウンターに座っている二人を指差す。まさに、二人のギャルが「びっくり為五郎」に挑戦しようとしている所だ。82_005スタート前に切り分けたお好みを皿に載せ、いよいよ開始する所であった。私の場合は、「お好みは箸で食べるものでは無く、コテで食べなくてはならない!」という信念があるので、スタートと同時に少しずつ切り取りながら食べていった。(何の信念じゃ?)

手前の娘は四分の一ほど食べた所で早くもギブアップ。奥の娘は眼光も鋭く、最後まで頑張る。途中であきらめかけたが、ラストスパートして時間ぎりぎりに完食。タイムは29分54秒であった。この女の娘は、他の事をしても充分に通用しそうである。因みに私の記録は25分06秒であった。

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広島 5

2008年08月02日 09時10分47秒 | 出張

20080801080204 昨日、このブログを書き上げた後、三越までの道のりで何軒、お好み焼き屋があるか?数えてみた。1.まずは東横インの目の前の「ちんちくりん」2.「越田」3.「へんくつや」4.「八昌」(此処は広島では一番有名な店でいつも行列が出来ている)5.「はま屋」6.「ほな」7.「鉄太」8.「しま」9.「あぜさん」10.「てんぱん横丁」11.「まいるー夢」12.「五エ門」13.「ふみちゃん」14.「みっちゃん」15.「徳川」  と何と500メートル位の間に15軒もあった。さすが広島はお好み焼き大国である。

81_002 そんな、バカなリサーチをして三越に到着。8月1日は三越の全体朝礼の日。私の展開している所に演題が持ち出され、全社員が店長の話を聞く。前月の売り上げ、最近のデパート業界の動向、お客様へのサービス、苦情、社員の言葉使いなど、などetc  。広島三越の店長は女性店長である。三越の歴史始まって以来の大抜擢だそうだ。東大出のキャリアウーマンといったところか?

営業が開始されてから、一人の女性が話しかけてきた「私、京都の伝統工芸学校を卒業して、今、卒業生数人で竹の工房をしています。ブログで広島三越に来ている事を知り見に来ました。」 実家が広島で丁度広島に帰っている時に私の展示会が重なった様だ。閉店後、晩御飯をご一緒したのだが、「学校を出てみたものの、職業として竹細工を維持していく難しさを痛切に感じている。何か、お話が聞ければ?」と言う事であった。私も隠す事は何一つ無いので、最近の消費動向や工房のシステム、これから如何したいか?などなど、その中で、一番判り易いのは、私が学校を卒業して自営を始めた頃の事を話してあげた。当時の竹工芸の状況などを交えて。

「下請け仕事をしながら、少しずつ自分の作品のレパートリーを増やして行き、昔はデジカメなど無いので、自分の作品を撮った写真を10枚づつ現像して、10冊のアルバムを作った。写真の横にサイズと製作単価を書いたアルバムを持って、あちらこちらの問屋やお店に飛び込みで営業を掛けた頃の事」

「職人として、物作りをすることは当たり前であった、職人と同時に経営者である事の自覚が無ければ生き残れない。」

「厳しい様だが、出来ないのなら、止めていくしかない!」

「学生気分でままごとをしているのでは無い!現実の世の中を竹工芸という職で生きていくのだから!」

などなど、伝えてあげたい事は山ほどあるが、結局は自分で失敗して、苦い思いをしながら乗り越えていくしかない。

今、丁度私の敬愛するイチローやさんの創業期が実体験に基づいて綴られているブログがある。http://dblog.dreamgate.gr.jp/user/e179/e179/category_4823.html

経営をすると言う事は大変な力と努力、忍耐、ひらめきがいる。簡単な事ではないのだが、やる気が無いのであれば脱落するしかない。決して、全人格を否定しているのでは無く、経営者に向いていないという事で、他の分野で活躍すれば良いのだ。

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広島 4

2008年08月01日 09時13分55秒 | 出張

20080730074708 広島に来ている時は、あまり、雨に降られたという記憶が無い。昨年は大型台風が来て、三越も時間短縮をした覚えがあるが、梅雨時期の様なジトジトした雨の印象は無い。65年前に原爆が広島に落とされた時も、天候の悪かった大阪、名古屋で無く、天気だった広島に落とされたと聞く。

強い日差しと真っ青な空。少し汗をかきながら歩くのは気持ちが良い。広島には川があるのだが、他の都市の様に散歩したり、ジョギングをしている人が少ない。少ないというよりほとんどいない。どうしてか?と考えていると、原因が判った。広島の河岸は低いのだ。その為、橋があるごとに緑地帯が切れてしまう。続けて歩こうと思うと、少し迂回して信号を渡り、また戻ってこなくてはならない。これでは、ゆっくり散歩しようという気にならないのだろう。東京、大阪では水面から橋までの高さがあるので、橋の下と潜って緑地帯が続く、その為、数キロに渡って散歩やジョギングを楽しむ事が出来る。

20080730073524 市内に比治山公園があり、小高い丘に「放射線研究所」、「広島現代美術館」「まんが博物館」と憩いの場所になっている。この写真は「ムーアの門」。屋外にも、彫刻があちらこちらに置かれている。

いたる所に「猫に餌を与えないで下さい!」と看板が立っているが、途中ですれ違ったお婆ちゃんはシルバーカーに猫の餌を一杯積んで、配っているようだった。あちらこちらに野良猫が本当に多い公園である。市当局と猫婆さんとの静かなる戦いである。

広島といえばお好み焼き、「お多福ソース」の看板が至る所にある。今日は三越に出勤するまで、何軒お好み焼き屋さんがあるのか?数えてみよう。

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