正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ロンジンクオーツ2個とハミルトン、オメガを修理

2010年05月27日 | 時計修理
昨日もあまり良い天気ではありませんでした。今日は朝は少し寒かったですが昼からは天気になりそうです。

お店では今日からビルの創業祭が始まります。準備に時間がかかって段取り悪かったのですが何とか間に合いました。
6月末まで開催予定です。頑張ります。

 昨日の修理です。
ロンジンの婦人物でケースの不具合のある時計があり、修理できあがってきたので分解掃除をしてケーシングしました。
S様からのお預かりです。
キャリバーはL962.2です。
長年掃除をされていなかったみたいでケースの修理と一緒にお預かりしました。
分解掃除をして完了です。掃除後の消費電流は0.34μAでした。



 次もロンジンです。紳士物のクオーツです。L174.2(ETA255561)キャリバーです。T様からのお預かりです。
時計は動いていたのですが針回し、日にち送りが出来ませんでした。
ツヅミ車歯がが減っていたので注文です。
分解掃除をして部品の入荷待ちです。



ハミルトンの昔の手巻き時計です。K様からのお預かりです。
おしどり周りがかなり汚れていました。
あとテンプの受け石が割れていたのと穴石にひびが入っていました。
受け石は交換し穴石は歩度を見るとよく振っていたのでしばらく様子を見ようと思います。
順調です。



 最後はオメガです。コンステレーションSSモデルです。H様からのお預かりです。
Ω564

 分解掃除、ケースバンドの洗浄をして動くまで組み上げて帰りました。
今日時間を見つけて裏側を組んでケーシング予定です。

綺麗な良い機械ですね。



あと輸入物の時計の巻き芯の長さを調整する修理も一つあり仕上げました。



営業時間中におととい家で修理した時計の最終チェックやケーシングをしたのですが、クレドールの時計ですが落とされたりあたったりしたのか文字盤の足が折れていました。文字盤を取り付けて針をつけたのですが2番車を取り付ける中受けの軸がショックで曲がっていて水平に針が回らなくなっていました。
もう一度分解し(8J41は組みにくいですが…)軸の曲がりを修正してもう一度組みなおしました。
これが結構時間と集中力を要しました。
折れると部品の出ない機械だけに緊張しました。

 今日は早く家に帰って家で修理頑張ります。