正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

SINNレマニア5100ムーブとオリス自動巻きを修理しました

2013年08月13日 | 時計修理
昨日も暑い一日でした。
いつになったらと思います。

 昨日の修理です。
昨日はオリスの自動巻きからスタートです。I様からのお預かりです。
カレンダー表示が針になっている機械です。ETA社の機械ベースでカレンダー部分をディスクにしていました。
巻き芯が折れて竜頭に入ったままになっていました。
     

分解掃除、竜頭修理です。
はじめは竜頭の修理から、直径0.9ミリの巻き芯が入っているので0.6ミリのドリルでセンターに気にしながら穴を開けて次に0.7ミリに変えて少し穴を大きくして最後は溝に残っている金属片を取り出して終了。
続いて分解掃除をしてタイミング調整。
まだ巻き芯調整をしていません。ケーシング時に調整しようと思います。

次はSINNのクロノです。H様からのお預かりです。
レマニアの5100の機械が入っていました。
クロノの秒針部分に錆が見られました。クロノを動かすと止まってしまうと思います。
湿気が入るとなぜか時計の中心部分に集まるみたいです。
分解掃除、錆を落として注油して組み上げました。
     

クロノ秒針のそろばん玉の部分に錆があり固まっていました。

文字盤と針を取り付けて時間を合わせてしばらくケースに入れないで様子を見てみる予定です。