正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

フォルティス自動巻きクロノグラフとタグホイヤー自動巻きクロノ、オメガレイルマスタークロノグラフを修理です。

2022年06月16日 | フォルティス

今日は少しムシムシしますがいい天気になりそうです。

 

分解掃除はクロノグラフ3種類です。

始めはフォルティスの自動巻きクロノグラフです。

レマニア5100の機械が入っていました。

10年くらい前に一度分解掃除させていただいておりました。

少し機械に汚れも見られたのでいいタイミングだと思います

 

プラスチックの部品も多く、慎重に分解です。

最近また全く同じではありませんがよく似た機械が出てきています。

 

ばねの力が強い箇所もあるのでこれまた慎重です。

 

香箱芯の部分に少し錆がの跡が見られました。

分解して部品を点検し、注油しながら組み上げました。

歩度調整も出来て順調です

 

次タグホイヤーの自動巻きクロノグラフです。

7750ベースの機械が入っていました。

 

 

油も少しですが残っていたのでいいタイミングだと思います。

部品に損傷なく洗浄をして組み上げました。

 

こちらも順調に動いてくれています。

ケーシング後防水テストする予定です。

 

最後はオメガレイルマスター

の自動巻きクロノです。

 

 

3205キャリバ―の機械です。

部品の供給難しい機械です。

最近の高級なクロノグラフの時計によく使われています。

この構造にコーアクシャル機構がついている機械もあります。

ピラーホイールの機構です。

 

 

垂直クラッチです。昔のセイコーのクロノにも使われている機構です。

 

 

歩度調整も出来ていてしばらく実測テストする予定です。

今日の修理残業ではロレックスの婦人物から始める予定です。