正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

セイコー昔の軍用手巻き時計、チュードルブルー支とカルティエのクオーツを分解掃除です。

2015年06月08日 | 時計修理
昨日はT様からのお預かりの時計の修理からスタートです。

初めはセイコーの昔の手巻き時計です。
時計の上にさらにケースがあって防水の機能を良くしている構造になっていました。

















当時のコハゼバネは大体このような形をしているみたいです。

手巻き感触があまりよくなく分解してみてみると、こはぜのバネが折れていました。

同じ部品を探して交換し分解、洗浄、ヒゲゼンマイの修正です。
あとテンプの受けのネジがない状態でした。
こちらも合うネジを合わせて、地板との間に少し座を入れて高さを調整しました。

短弧、長弧で誤差が大きいので調整していく予定です。

次もT様からのお預りのチュードルです。綺麗なブルーの文字盤です。
ETA社の機械が入っていましした。分解掃除、タイミング調整です。














裏側のインカブロックのバネが折れていて接着されていました。あとアンクルの受けのネジも1か所ない状態でした。
今朝まで順調でしばらく時間みて問題なければケーシング、防水テストする予定です。

最後はカルテェイのクオーツです。
長く止まったままで電池から液が漏れての不具合で、回路の交換が必要だと思ったのですが、分解して回路部分の青錆が出ている個所を掃除して組み上げると電流が流れるようになりました。
キャリバー81








部品代が高騰しているので助かりました。
消費電流等をチェックして問題なかったのでケーシング。
今朝は時間通り動いてくれています。

今日はパティックの婦人物の手巻き時計を修理して帰ります。

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