正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ロレックスの自動巻き機構の調整とラドー、オメガコンステレーション等など修理しました

2009年06月22日 | 修理残業
昨日も修理残業でした。

日曜日、天気が怪しく営業時間中に気になっているところの修正も出来ました。
先日修理した天真、ヒゲゼンマイ折れの修理の時計ですが、手巻きのときにほんの少しですが重く感じました。
なのでもう一度自動巻き機構の部分だけ集中的に掃除し組み上げました。

 店頭に置いている新品のロレックスと比べてほとんど差がない状態になりました。
気になってしまうと駄目ですね。
やり直して心底安心しました。

この赤い歯車やわらかい素材で出来ていて、不具合がおきるとびっくりするくらい高い修理代になります。
手回しの時に重く感じることがあったらすぐに修理に出したほうが良いと思います。

オメガコンステレーション H様からのお預かりです。
針あわせが出来ないとのことでした。
裏押さえが折れていました。
機械は部品のどこかが悪いということはありませんでしたが、油切れの状態でした。
分解掃除をして部品屋さんに注文し、ある程度まで組み上げてタイミング調整をして別においています。

ケース洗浄、風防磨きもしています。

入荷してきたらケーシングする予定です。

次はラドーの時計です。クオーツ婦人用の超硬ケース
電池交換でご来店いただきましたが、動きませんでした。
回路の不良です。発信音なし、消費電流測定不可能で分解掃除、回路交換でした。

I様からのお預かりです。
ケースも洗浄しました。バンドの駒の間ってなかなか掃除できないものです。
このときにと思って出来るものは洗浄しています。

 無反射コーティングの付いている高級時計で、以前洗浄機にかけてコーティングをはがしてしまい、自腹で新しいガラスに交換したことがあります。
それから気をつけています。

 K様から以前お預かりし修理たロレックスですが、早くなるということでタイミング調整をしました。

分解掃除のときに時間はきっちりと合わしたつもりですが早くなっていました。
調整しても早いまま?
一度機械を取り出し文字盤側を分解し、自動巻き機構を外してテンプを外して顕微鏡で見ると、ヒゲゼンマイの内端ほんの少しの毛ボコリが…。
私のミスです。
以前分解掃除したときにケースか機械に残っていたのがヒゲゼンマイに引っ付いていました。
ヒゲゼンマイを外して慎重に毛ボコリを取り除きました。
ほんとに微妙な、繊細なものだということを改めて勉強になりました。

 最後はシチズンクロスCです。
ガラスの接着が外れていて文字盤が埃だらけになっていました
O様からのお預かりです。
ガラス自体はケースについているのですが接着剤が乾燥しいつ落ちてもおかしくない状態でした。
湿気や埃が入っての不具合だったんだと思います。
ケース、ガラスの洗浄と分解掃除です。


昨日も遅くまで集中力が持ったと思います。

今日は電車での通勤で、修理残業無しで帰ります。

雨なので営業時間中に修理が出来ると思います。頑張ります。




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