4月19日、今日は私の父母が、実家を畳んで関東に引っ越してくる日だ。午後には羽田まで迎えに行かねばならない。しかし、今日を逃すと又しばらく山には行けないので、近場で、ずっと気になっていた山を選択した。それが「ジダンゴ山(標高759m)」。西丹沢の小さな山だが、何とも気になる名前ではないか!じだんだ、でも、おだんご、でもなく、ジダンゴとは一体どういう意味か。
この山へは東名大井松田から山深く入った、寄集落から取りつく。寄と書いて、やどりき、と呼ぶ。急斜面に茶畑が広がる、絵にかいたような山間の集落だ。このあたりでは、桜がちょうど終わった時期のようだ。
6:40寄駐車場出発。天気は曇りで山間はガスがかかっている。昼には晴れる予報だが、上述の事情により待っていられない。低山ながら、眺望の良い山として知られているが、今日はジダンゴの意味を理解するために登る。
この山域にも鹿が多く、茶畑限界地点にはシカよけ、イノシシよけの立派なゲートが。
約45分で山頂へ。ガスで眺望は無いが、桜が待っていてくれた。山頂は広々とした広場になっており、あせびの木が植えられている。何とも人工的な山頂であるが、誰もいない、静かな場所だった。
そして、ジダンゴ、とは、震旦郷、と書くそうだ。中国人のお坊さんが住み着いていたのかもしれません・・・・・。15分ほど、この何とも言えない説明を眺めて、帰路に。
帰路は、山頂から西に向かい、ジダンゴ山を反対側にまくようにして下る。途中、宮地山(512m)に立ち寄る。
森は若葉が一斉に吹き始め、もうすぐ暑い夏が来ることを感じさせる。8:30駐車場着。家には10:00着。これから羽田に向かう。
備忘録:寄集落へは、東名大井松田から246を厚木方向へ1km、県道710を北に約15分。バス停前に大きな無料駐車場あり。30台はOK。さらにやどりき大橋まで行くと、5台程度駐車できるスペースあり。ここからは、鍋割山、塔の岳方面に行ける。
ご両親のこと大変だろうが、山に登る時間もとれるといいな。
低くても、曇っていても、心に止め置くことになる山行というものはあると思いますね。
民話の世界を想起します。
奥さんに、
なんですかあなたこんなときにまで・・・
何処かの山好きの人と行動が似てきています。
親孝行したいときに親が居る
この環境は似ていません。
ジダンゴウジダンゴウ、何かご利益がありそう。
よい夏を過ごしてください。