そしてこの山の名前だが、そぼさん、と読む。神武天皇のおばあさん(豊玉姫命)が祭神として祀られているため、が有力。
さて、この山にもいくつか登山ルートがある。今回は、深田久弥が登った(というのは後から知った)神原(こうばる)ルート、(本当は阿蘇から近く、楽そうに見えた)とした。
対抗車とすれ違えない細い林道をぬけて、登山口駐車場に着くと既に9:30、先行者も結構いるようだ。
昨夜も懲りずに飲み過ぎて二日酔いだ。また汗をかくんだろうな、とぼやきながら登山開始。最初は針葉樹の原生林と、安山岩の緑が映える清流を眺めながらキレイだ!などと余裕。
この山は800mあたりまでは広葉樹林、その上には針葉樹林、1,200mを超えると九州では珍しいブナの天然林がある。
緑の岩と透明な水がステキな景観を生み出す。
ところが、5合目避難小屋を過ぎると急登の連続となり、青息吐息状態に。勿論、久住山のような階段も無し。
結局、山頂までその斜度が緩むことはなく、
結局、山頂までその斜度が緩むことはなく、
こんな看板も2度登場。でも、
ちゃんと階段がつけらていて、竹田市に感謝。
山全体は火成岩が多くて、こんな花崗岩の塊も多い。
コースは北斜面を直登しているので、後ろには阿蘇のカルデラが広がるはずだが、視界が開けない。
命の水が、凍って頂けない。
国観峠と呼ばれる広場に到着。雪は全く無い。この2日の暖気と雨で雪は全て消えた。また、昨夜から冷え込んだおかげで、ぬかるみは凍り、歩きやすい事この上ない。
何とか山頂到着。少し飛ばしすぎたかも。
イラスト調標識。
阿蘇の山並みが足下にみえます。手前に広がるカルデラ。
北には久住山。こうして見ると、祖母山も、久住山も、阿蘇の外輪山の一部であるようにも見える。
手前から傾山(かたむきやま1,605m)、大崩山(おおくえやま1,644m)。祖母山を主峰として東に伸びる、祖母•傾•大崩山系。ここはいつの日か縦走したいが、交通手段が課題。
こうして九州最後の登山を終えた。火山活動、神話、巨大カルデラにどこにでも温泉、と素晴らしい体験を楽しませてくれた九州万歳。天気は雪も降らず、晴天率66%と、雨男では無いことも証明された。
明日からは四国で、石鎚山、剣山を登ります。
晴れ男と言って良いでしょう!