Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

韓国岳(1,700m) 59/100

2023-02-17 17:03:00 | 日記
山頂を少し降ったところで少女とすれ違った。歳の頃なら18歳くらい。簡単な挨拶を交わしたが、彼女の言葉は聞き取れなかった。それにしても何という普通の身なりなのだろう。街着のパンツにパーカー、スニーカーを履いて布のバッグを肩からかけて、スマホを手にして登って来た。難しい山ではないが、2月の1,700m峰だ。しかも一人。登山者用駐車場を出たのは僕が最初で、その時、彼女の姿はなかった。相当速い?などと彼女の事で頭がいっぱいとなり、思わず後ろを振り返り山頂を見た。いない。大浪池の方に降ったのだろうか?

さて、誰もいないえびの高原駐車場で目覚めた時の気温はマイナス4度。標高1,200mにしては暖かい。今日も快晴でテンションがあがる。

昨日の高千穂峰とは異なり、雑木林が続く。韓国岳は噴火の年代が古く、その分植生が豊かだ。

えびの高原からしばらく登るとその名も硫黄山の全体像を見る事ができる。火山ガスのため周辺は立ち入り禁止。

甑岳(こしきだけ)。見事な円錐形の火口跡。この辺りはこのような噴火口だらけだ。

右を見ても、左を見ても。

霧島で最大の噴火口跡、大浪池と、その向こうに錦江湾と桜島。その向こうの種子島では、H3初号機の打ち上げ失敗。

ありが行列して登っているみたい(?)

韓国岳の御鉢。というか、韓国岳そのものが御鉢と言っても良い。↓のガイドを見ると良くわかるが、実際に登っていてもあまりその実感は無い。

韓国岳から韓国は見えるのか?そんなはずはないとは思うが、長崎の雲仙は見えるのだからもしかして、と思ってしまう。由来は定かではないが、韓の国までみえるという説は有力。

朝日を背に神々しい高千穂峰。素晴らしい!

大浪池と桜島のこの絵は見飽きることがない。
新燃岳の、それこそ燻っている様子が良くわかる。


こうしてみると、韓国岳が噴火口であることがよくわかる。この辺の最高峰なので、上から見ることはできない。

霧島といえばミヤマキリシマ。5月がら見頃になるそうだが、登山道は大渋滞になるそうだ。花はないが、この景色でイメージが湧いて、これはこれで良いものだ。

九州はどうやら本州以北とは植生がずいぶん違う様だ。聞き慣れない木々が目白押しだ。









さて、あの少女だが、気になって調べたら、

14年前、当時11歳の小学生が遭難、亡くなったのだそうだ。生きていれば25歳の青年になっているはずだった。今朝の少女、と僕は思っていたが、男性と言われれば、そうかもしれない。年も25歳でも不思議はない。服装も記事と似ている。そして、コースも。あの子は、山頂から大浪池に向かい遭難した、その軌跡を辿っていたのかも知れない。
14年前に遭難した方のご冥福をお祈りします。

明日は阿蘇山中岳、高岳に登ります!





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Toshi)
2023-02-17 20:30:25
そういうことはあるのかも?
登山はそもそも霊峰を歩く作業なのかもしれませんね。
イイネ!
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Unknown (Tak)
2023-02-18 15:33:00
連れて行かれなくてよかったです。
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