本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆19℃
7月に入り、ようやく年の後半に突入ですね。
境内の手拭タオルに黒い粒がついていたので何だろうと見てみると、ホタルのような虫でした。
ツヤのない黒い体色に赤い胸部、枝分かれした触角。
手持ちのデジカメでは被写体が小さすぎて写真に収められなかったのですが、
柔らかい翅と腹部の様子から、ホタルに似た別の昆虫のように思えるのです。
ホタルの仲間は発光しますが、これは雌を呼ぶための求愛シグナルと言われている一方、
毒を持っていることを示す「警戒色」でもあるそうです。
他種の有毒動物に似せることで身を守る擬態を「ベーツ型擬態」といい、
スズメバチを思わせる黄色と黒の縞模様を真似することで外敵から身を守るガやカミキリムシがいます。
この虫も有毒なホタルに擬態することで、鳥などに食べられないようにしているのでしょう。
ホタルが毒を持っていることすら初耳でした。
日本には約50種類のホタルがいるそうです。
この辺りで見られるホタルは主にゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタル。
あまり名の知られていないホタルもたくさんいるということ。
もしかしたら、夜、英彦山であの虫が光っているかも知れませんね。