本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆18℃
本日は七夕。
年に一度、織姫と彦星が出逢う日。
浴衣を着て七夕祭りに出掛けられるご家族や男女もいるのではないでしょうか。
中国の風習が日本に伝わり、棚機津女(たなばたつめ)の伝説とあわさって今の七夕になったそうですが、
この織姫と彦星、織女と牽牛ともいいますね。
牽牛とはワシ座の中で一番強く輝いている恒星、アルタイルの別名。
織女星のこと座のベガ、それとはくちょう座のデネブを繋げると「夏の大三角形」になります。
この天の川上にあるはくちょう座が、二つ星を引き合わせるカササギになるのです。
ただしこれらの星は今の時期だと見えづらく、旧暦の七夕頃がよく見えるそうですから、
中国の人は、ちょうど旧七夕の頃に夜空に輝く一等星たちからこの物語を作ったのでしょうね。
アサガオのことを中国では「牽牛」といい、アサガオの種は漢方薬として珍重され、
牛に載せて売り配ったからや、牛を引いて治ったお礼に向かったからという説があります。
この七夕伝説にちなみ、妻である織女のことを「朝顔姫」と呼ぶそうです。
夏休みの研究でアサガオの観察日記が始まったら、夜空を見上げて織姫と彦星のことも想ってみてください。
ちなみにアルタイルは「飛ぶ鷲」の意味。
牽牛星は二十八宿のひとつ「牛宿」のことで、別の星を指していましたが七夕伝説に掛けて
アルタイルを牽牛星と呼ぶことになりました。
牛と鷲。
英彦山に伝わる三羽の鷹の伝承と牛馬安全のお宮である高住神社にからめて七夕のコラムを書いてみました。