本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆18℃
また薄ら寒い日になりました。
雨は降らなかったものの、いつ降るか分からない天気。
昨日の七夕様の日、アメリカからの来訪者がありました。
ポール・ワグナーさんという、ネイティヴアメリカンのフルート奏者兼ストーリーテナーをされている方です。
一目でここが気に入られたようで、笛を吹きたいとのことだったので御神前で奉納演奏して頂きました。
杉の木で作ったというフルートの素朴な音色。
鹿の皮製の太鼓のトン、トン、という小気味良いリズムと調和して、
心に染み入るようなハーモニーを奏でていました。
それに呼応するかのように鳥がさえずり、 自然と一体にさせてくれるような感覚というのでしょうか。
日本の雅楽をはじめインドネシアのガムランなど、宗教音楽に通じる音には
心地良い揺らぎや陶酔感を感じるリズムがあるようで、
聞き入っている方もゆったりとしたリズムに自然と身体が揺り動かされていました。
言葉は分からずとも、音楽を通して彼らネイティブアメリカンの自然観に触れられたような気がします。
お話を聞くと、ポールさんの出生地はレッドシダーと呼ばれる杉の文化の地だそうです。
頭にかぶるバンドも杉から作られたとか。
杉の巨木に囲まれた高住神社に感動を受けたようで、故郷に通じるものがあったのでしょう。
同じ自然崇拝から生まれた文化。人種としてのルーツも近いと聞きます。
似た環境だからこそ、分かり合える部分があるのかも知れませんね。