本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆11℃
天狗岩周辺木々の状況観察と併せて、秋の山野草を探しをしてみました。
まずは社殿左側から確かめてみることに。こちらからは鷹巣岳が少しだけ拝めます。
日当たりも良く、あちらこちらにススキやらが生え、日向を好む蘚苔類が岩肌にこびりついています。
これはキッコウハグマ。
歯車のような形から?と思ったら違うみたいですね。
ヤク(白熊)という動物の毛並に似ているから名づいたそうです。
左手側からはシカが下りてくるので獣道があるはずなのですが、人間には急峻すぎて登れないようです。あきらめて右側から目指すことに…。
水神裏を通って進もうとするも、行く手をさえぎる小枝、中枝、大枝。
こちら側は岩陰になって薄暗く、日があまり当たらずジメジメとしています。
足元に生える植物もあまりなく、湿った岩肌にイワタバコなどがわずかに差し込む陽光を糧にしているくらい。
鬱蒼とした森の中、恐ろしげな表情で行く手を阻む樹木の王。
(実際は小さな根っこです 笑)
わくどの吐き出す瘴気に当てられ、どこから来たかも分からぬまま彷徨うことに……
(逃げるカエルを掴まえて無理やり被写体になってもらいました)
怪しげな光で誘惑するキノコ。甘い香りに誘われた虫はコロッといってしまいます。
(本当に光るかは知りませんが…)
探検隊は天狗岩にはたどり着けぬまま、命からがら引き返すことにしました。
崖下で地団駄を踏む人間を嘲笑う天狗岩……やはり人が踏み入れてはならないところだったようです。
とまあ冗談まじりに報告してみましたが、今回は天狗岩周辺の調査のために登っただけで、本来は禁足地につき登ってはいけないところなので真似しないようお願いします。
北岳山頂の祠周辺など、山中でも禁足地はいくつかあります。神様もズケズケと土足で踏み荒されるようなことをされたらたまったもんじゃありませんから、禁じられていることは素直にやめておきましょう。
もし看板等がなくとも、「ここから先は踏み行ってはいけない気がする…」と感じることがあったら、それは五感が何かを察知しているのかも知れませんね……