本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆11℃
先日洗ったホルスタイン像を、6日に塗装し直しました。
日田酪農の方が「これは昔の牛やねえ」と一言。
どこが違うのですか?と聞くと、肩甲骨から尻にかけてのラインやら足の長さなど、肉付きを減って全体的にスリムに改良されているのが現代の乳牛とのこと。
言われてみればこの牛、でっぷり肥えて短足のような…
足が短いと乳首を自分で踏んづけて傷つけてしまうのと、あんまり肥えていると栄養が回らず乳の出が悪くなってしまうからと、品種改良されてきているそうです。そのおかげもあって、搾乳量が二倍に増えたとか。
色塗りの見本に使っている乳牛のカタログを見させてもらいましたが、素人目には模様の違いしか分かりませんねえ。
現代風の牛に文字通りに模様変えしようと考えたそうですが、体型が昔の牛なので、そのままの色にしようとなりました。
最後に画竜点睛ならぬ“牛像点睛”と瞳を入れて完成。
そしてペンキが乾くのを待ち、本日、注連縄を張りました。
これが塗り替え前の写真。
コケが目立っていましたが、塗り替えたら生き生きとしました。
目を入れるだけで生気が入るというか、力強い牛になりましたね。
お乳も血色の良い色合いに!
そのうち撫でると乳の出が良くなるというご利益が生れるかも?(笑)
農耕牛から乳牛・食用牛へと、生活に関わる牛も時代によって変わってきますが、それでも家畜を大切にする人の気持ちがある限り、牛馬安全の信仰は受け継がれていくのではないでしょうか。
こういった古くから伝わる信仰を伝えてゆくのも、私たちの役目かなと思います。
ついでといってはなんですが、銅製の神牛さんも洗ってもらったので、ハチマキを洗い直してオリーブオイルで磨きあげてあげました。また顔が一段と可愛くなったような気がします(笑)
どちらも愛でて撫でてあげてください。