9月8日(土)・9日(日)に高住神社神幸祭が執り行われました。
その様子を写真とともにお知らせいたします。
8日は朝から雲行きがあやしく、前々から雨が降るとの予報が。
そのときは稚児舞も休止としますとあらかじめ連絡が入るなど、誰しもが雨天のことを頭に考えながら不安混じりの初日を迎えることに。
昼近くから総代が集まり、皆で神輿出しと祭典準備を始めます。神輿の重さは400kgともそれ以上とも。これを平均年齢65歳の総代で担いで倉から出すのですが、昔とった杵柄とばかりに肩の入れ方が堂に入っているというか慣れてコツが上手いもの。それでも体力の限界を感じ、ヒィヒィ言いながらの神輿出し。「来年からは考えないかんね。」なんて声が上がったので一考の余地ありですね。
午後1時頃より神幸祭祭典。続いて神輿に御霊を遷します。これで準備万端。
そして2時より総代会長より神役の読み上げとともに、いよいよ神輿が御旅所に向けて出輿します。
昂ぶる気持ちを抑えつつ、神輿をぶつけないよう慎重に慎重に神殿から下ろします。
担ぐ顔も真剣に。
参道を下り終えるとトラックに乗せて御旅所まで運びます。
道中、ホテルや土産物屋前で立ち止まり、お神輿が来たことを知らせると、観光客や住民が出てきてお賽銭を上げてくれます。年に一度の渡御の喜びに皆一様に笑顔がほころびます。
銅の鳥居をくぐったら御旅所まではもうすぐ。
ゴールが見えて少しほっとしたのか、神輿かき達の顔にも余裕が出てきています。
お神輿が無事に御旅所に到着すると、稚児舞が始まります。
心配していた雨も降らず、親も子供も一安心。
英彦山の稚児舞はトントントントントンと5回叩く太鼓の音で、8の字を描くように歩きます。
稚児舞の後、着輿の祭典。これでお下りは無事に終了。
今晩は仮宿に一晩泊まるのですが、夜が更けた頃、お神輿をお参りしようと里内の人々が手土産片手に集まり出します。
白熱球暖かな光に照らされるお神輿。供物が減っているのはなぜでしょう?(笑)
下ろしたお神酒を酌み交わしてのざっくばらんな語らいに、ついつい焼酎ビンも丸々空けてしまいました。
囲炉裏で焼いた鯛は最後に骨酒に。余すことなく食べられた鯛もお供え冥利につきることでしょう。
勢いあまって飲みすぎたせいでだいぶグロッキーになってしまいましたが、明日もガンバリマス、ハイ・・・。