本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆-6℃
◆積雪量…30cm~
英彦山遠景を撮りたくて、油木ダムのほうまで車を走らせてみました。
大雪をもたらした雪雲も去り、青空に映える雪山の美しいこと。
ただ、英彦山だけはいつまでも雲がかかっているのが遠目にもうかがえます。まさに別天地。
ダムの中ノ島では椿が花盛りを迎えていました。
早春に咲き雪に耐える花、というのは麗しいもので、色味が少ない世界に紅が差すだけでぱっと華やぎます。
人気がないからか小鳥がわが物顔で往来し、下にいる人間をわざと狙ったかのように、枝に積もった雪を落としながら飛び交っていました。
コガラかヒガラか、カラ類の小鳥にまじってメジロがいたり、羽毛をふくらませまん丸になって愛らしい。
雪原からカモの小隊が旋回しながら飛び立っていったり、目を凝らせば生き物たちの冬の営みがありありと見えてきます。
雪世界だからこそ際立つものがあるのでしょう。
凍り道を犬連れで散歩する人、家の出入り口の雪かきをする人。
里山に訪れた雪はちょっとだけ日常に変化をもたらしたものの、住む人々にとっては日々の延長線上の出来事なのでしょう。
真っ白く様変わりした山間の里では、変わらない営みが続いていました。
夕暮れに差しかかる頃、花見ヶ岩に上って撮影。
誰かの日常である田舎暮らしは誰かにとっての憧れであり。
そこにつきまとう不便さも苦労も、この宝物のような景色に巡りあえるからこそ忘れられるのかも知れません。