本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆0℃~2℃
◆積雪量…20cm~
正月もそろそろ締めくくり。
三が日が過ぎ、松の内が過ぎ、・・・正月行事の節目を越え、年始の挨拶も落ち着いた頃でしょうか。小正月を越えたらやっと一段落かな、という気がします。
年末年始はおでんの作り置き、というのがここ数年の慣わしになっているのですが冷凍していた厚揚げの使い道に悩む・・・。
そういえば、魯山人が好きだったといわれる「雪虎」と「竹虎」でも真似してみることにしましょう。
雪虎竹虎とは何ぞや。
厚揚げを網の上でじっくり焼くと、黄金色の厚揚げについた焼き目がまるで虎縞のようにみえることから。
それに雪に見立てた大根おろしをのせて「雪虎」、竹になぞらえた青ネギを散らせば「竹虎」となるのだそうで。
左が雪虎、右が竹虎。
煮物用の小さな三角揚げだったのですが、ストーブの上でほど良く焼いてあげるとカリッとした仕上がりになりました。
虎柄の焼き目がつかなかったのが不満ではありますが。
虎は竹林につきものと昔から相場がきまっているものですから、小口切りではなく、そぎ切りで竹っぽさを出してみました。
これに醤油を少し垂らして食べる。
おお、安い食材で仕上げたとは思えないほど乙な味です。良い揚げで作れば期待できるかも。
水の良質な英彦山や赤村では昔ながらの豆腐屋があり、道の駅や物産館で手作り豆腐を手に入れることができます。
豆腐が美味いなら厚揚げもさぞ美味いにちがいありません。
それか豆腐を買って帰って水切りし、手ごろな厚さに切り揃えてカラッと揚げたての厚揚げでしてみるのもいいかも。
江戸の町人文化から始まったともいわれる雪虎と竹虎ですが、こんな寒い冬の夜は江戸情緒ある小料理でほっと一息、心と胃を暖めてみてはいかがでしょう。