高住神社公式ブログ

英彦山豊前坊高住神社の公式ブログです。

5月11日(水)の様子

2011年05月11日 18時08分21秒 | 日別天気・交通情報
本日の高住神社の状況です。
 
◆大雨
◆18℃
 
昨日から雨が続き、英彦山も土砂降りに見舞われました。
ゴールデンウィークを過ぎた時期なだけ良かったというべきか。
油木ダムの貯水率が下がっていたので、この雨で幾分かは水位が戻ると思います。
これから田植えのために水を引くところが多いので、水不足は深刻な問題のようです。
 
さて、最近ブログの更新が滞っているのですが、実は日頃頑張っているパソコンにも連休を与え、ドックに入ってメンテナンスを受けてもらっています。
……早い話、故障してしまった訳ですが(涙
 
なので今は携帯電話からのお知らせ。
復帰したらまた写真とともに英彦山の様子をお伝えしたいと思います。
今しばらくお待ちください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英彦山の植物・5

2011年05月09日 13時39分00秒 | 英彦山の植物

フウロケマン(風露華鬘)

ケシ科キケマン属

豊前坊での開花時期…5月初旬~中旬

 

P5080019

特にめずらしい植物ではありませんが、5月に入ると境内を黄色く彩ってくれる可愛らしい花です。

図鑑を調べると草丈も高いようですが、境内で見られるものは日当たりもあってか、10cm~15cmほどの高さしかないようです。

 

華鬘(けまん)とは、仏殿を装飾する仏具の一種。

00501_2  250pxdicentra_spectabilis

(左が華鬘、右がケマンソウ)

フウロケマンと似てませんが、ケマンソウはこれによく似ています。

ただしコマクサ属と違うようです。

 

※2014.5.3
キケマンと書いていましたが、識者に確認したところフウロケマンとのこと。
訂正させていただきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月2日(月)の様子

2011年05月02日 13時03分48秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れ

◆11℃

 

今日は黄砂がひどく、遠方から見た英彦山の山並みも視界が悪くなっていました。

化学物質が混じっているのか、朝からくしゃみが止まりません。

 

先日、鹿を埋葬したことを地元の方に話したところ、その方から助けた鹿の話を聞きました。

 

『先代がまだいた頃の話。

ある日、山で怪我をした鹿を見つけた。別の者が食べようと言ったが、身籠っていたのか、腹が膨れている鹿を可哀相と思った先代は、鹿を連れて帰り、手厚く看護した。

手当ての甲斐もあって元気を取り戻した鹿は、自分たちの姿を見ると近寄ってきて、頬をすり寄せるほど懐いた。

しかし野生の身、飼うことはできない。しばらくして傷も癒えた頃、山に帰すことに決めた。

沢を越えたところに鹿を放ち、人間の臭いを追って戻って来れないようにした。

だが、それでも鹿は逃げない。尻を打ち『はよう行け!』と怒鳴り、無理やりに山へ帰す。

鹿は振り返り、いつまでも名残惜しそうに見つめていた。

 

──しばらくして知ったのだが、その鹿はどうやらよそから来た山作業の者たちに捕らえられて食べられてしまったらしい。

なまじ人に慣れてしまったせいで捕まったのだろう。可哀想なことをした。』

 

といったお話。

 

最後は悲しい結末ですが、つかの間ながらも人と鹿が心通い合わせたという話。

鹿も助けてもらった恩を感じたのでしょうか。不思議なものです。

山道でも鹿に遭うことがありますが、可愛いから近づいてみたいと思う反面、人間を恐怖してほしいという気持ちもあります。

それは車との接触事故で不慮の死を遂げる野生動物が多いから。

動物たちにとっての人災なのでしょう。出来得る限り、人間側が避けてほしいものです。

 

さて、今日の花の写真はこちら。

P4260006

◆タチネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)

 

ユキノシタ科の多年草で、山地の陰湿な場所を好んで生えます。

名の由来は裂開した果実が猫の目に似ているからだそうです。

ネコノメソウの仲間は種類が多く、この花をタチネコノメソウとしたのは熊谷信孝氏の本を資料とした結果。

通常のネコノメソウは卵円形~楕円形の鈍鋸歯の葉。これは深い5つの切れ込みなので違います。

さらにヤマネコノメソウは花茎に白毛を生やしていることから、無毛なのでタチネコノメソウと同定しました。

図鑑を見た結果ですが……正直自信がありません。

間違っていたらご指摘いただけると助かります。

 

この写真を撮影してから再度見に行ったところ、すでに株がなくなっていました。

シカの食害か、はたまた盗掘か。

現物がなくなってしまうと比べようがないですね。

くれぐれも山野草の採取はおやめ下さい。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月1日(日)の様子

2011年05月01日 16時03分37秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆雨のち晴れ

◆14℃

 

もうすぐ大型連休がやってきますね。

休みをとって7連休・10連休にする方もいるのではないでしょうか。

せっかくの休みなので天気になるといいですね。

 

今日は山伏さんたちが英彦山に峰入りされました。

豊前坊に参拝後、峰入り前に小休止。

P4300004

山伏さんたち装束にはひとつひとつ意味があり、説明をいただきました。

 

P4300005

これは斑蓋(はんがい)

山伏の道具は法具としての意味と、実用具としての二通りの意味があります。

法具としてのこの笠は大日如来をあらわし、衆生が母体内にいるときの胞衣(えな)を示しているそうです。

この斑蓋をかぶることで修験者が胎児として胞衣にいだかれ、それによって障難から免れるのと、胎内で生育することを示すとされています。

道具としては、日差し除け・雨露除けの意味といった頭部の防護の役割。

 

山伏十二道具というように、頭巾・錫杖・引敷…など様々な道具があるのですが、今回は時間がなくてすべての説明を聞くに至りませんでした。

また機会があれば紹介したいと思います。

 

P4300007

行者さんに背負われた赤ちゃん。すやすやと夢の中。

「いつもは起きてるんだけどねー。」

寝顔が可愛かったので撮ってしまいました。

自分で歩けるようになったら大人に混じって登るのでしょうね。

いつかその姿を見てみたいものです。

 

 

P4300002

ちなみにこの写真は、本日の月次祭にお供えしたミョウガタケ。

ミョウガの新芽なのですが、タケノコのような姿で生えてくるから名づけられたとか。

味噌をつけて食べたり、浅漬けにしたりと料理法はさまざま。

酒のつまみに良さそうですね!!

 

地元野菜を直売しているところで手に入ります。

この時期にしか食べられないので、見かけたらぜひ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする