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湖西の里山散策 6 イチリンソウ・キケマン・モミジチャルメルソウ他 (酒波谷林道)

2022年05月10日 | 里山散策

 

4月18日撮影の湖西の里山に咲く山野草などを紹介しています。

トキワイカリソウとチゴユリの咲く林道から酒波寺近くへ降りてきました。

車を酒波寺の駐車場に入れて少し林道を上がり、毎年イチリンソウが咲く道端の林の中へ向かいました。

道端で枯れた杉の枝や、木の葉などが捨てられていたりする所ですので、毎年消えているのでは?と

この季節に林道を上る時には注意しながら運転しています。

この日もビラデスト今津へ向かう途中に、車窓からイチリンソウの白い花が見えていたので、ほっと一安心。

この近くの酒波寺近くの川沿いには、ニリンソウとイチリンソウが群生する所があるのですが、

林の中で弱々しい姿を見せるこのイチリンソウが可愛くて、毎年楽しみにしている花です。

この周辺には他にもキケマンや、絶滅危惧種のモミジチャルメルソウなどもも咲いています。

 

 

薄暗い林の中で真っ白な花が風に揺れます。

 

 

 

 

緑の中に咲く真っ白な花が薄暗い林の中に浮かび上がります。

 

 

 

 

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来年もまたここで元気に咲いていて欲しいです。

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イチリンソウのそばに咲く小さな花は、ハルトラノオです。

 

イブキトラノオの仲間ですね。

 

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モミジチャルメルソウが、今年も同じ所に咲いてました。

 

モミジチャルメルソウは日本の固有種で、準絶滅危惧種に指定されています。

本州の福井県、滋賀県、京都府の日本海側に分布し、山地の渓流沿いの斜面や岩上に生育する

渓流の水のしたたり落ちる苔むした岩場に多く、しばしば群落を形成する

チャルメルソウ属の中でも特に水際に特殊化した種であり、沢が増水した場合に水没するくらいの水際に生える

 

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花には見えませんね。

 

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谷水の流れる所に群生しています。

モミジの形をした若葉が瑞々しいです。

 

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キケマン

 

関東地方以西〜沖縄の道ばたに生えるケシ科キケマン属の花。

太く赤みを帯びた茎が特徴で、高さは60cm程度。葉はしばしば紫褐色を帯びる。花期は3-5月。

 

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昨年咲いていた場所では見つからず、探していると少し下の川べりに咲いてました。

 

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ヤマエンゴサク

 

ヤマエンゴサクは、キケマンと同じケシ科キケマン属の花だそうです。

 

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イタドリ

 

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ホウチャクソウ

 

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ミヤマカタバミ

 

撮影日 2022年4月18日

撮影地 酒波の林道(酒波寺付近)



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4 コメント

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可憐な山野草たち (フォレストリリー)
2022-05-10 22:17:03
こんばんは。
薄暗い杉林の中に 浮かび上がる 真っ白な イチリンソウの花
ひっそりと 人知れず咲く姿が とても可憐 ですね。

モミジチャルメルソウは 見たことがありませんが
自生地域が限定される 準絶滅危惧種の 日本固有種が
あのあたりの 小さな流れの水際に 自生していることに 静かな喜びを感じます。

在来種の野草好きの私  偶然に 日本固有種に出会ったりした時は うれしいですね! 
昨年 醍醐寺境内の小さな水流の水際で 日本固有種の ミズタビラコの花を見つけ、
秋には 醍醐山の中腹でも 見かけました。
今年も 4月に 早くも咲いていました。
ミズタビラコも 水しぶきを浴びるような 水際を好むことが よくわかります。
世界文化遺産 醍醐寺の 国宝 五重塔のそばの 小さな流れの水際で
ひざをついて のぞき込んでいる奇妙な人は 私ぐらいのものです( 笑 )

その昔 takayanさんも 口にされたと思いますが 
イタドリは なつかしい 野の味 ですね ~   よく かじりました 。
takayanさんの お写真を通して
あの里山が 今も 貴重な山野草の宝庫であることが よくわかり とても うれしく思います。
返信する
フォレストリリーさんへ (takayan)
2022-05-10 23:09:38
こんばんは。
酒波寺付近の民家のそばにも、イチリンソウとニリンソウが群生していますが、
こちらの薄暗い林の中に咲く、弱々しい姿のイチリンソウが大好きで、
毎年この花も楽しみにしています。

モミジチャルメルソウは、見た目にはそんなに綺麗な花ではないのですが、
マクロで撮影してみると、本当に複雑な形をしていて興味深いです。
絶滅が危惧されている日本固有の植物ですが、
湖西の里山や、おにゅう峠から小浜へ抜ける福井県側の沢や、
小浜の瓜割の滝にも自生してました。

ミズタビラコは胡瓜草に似た花が咲きますね。
以前に大原古知谷の阿弥陀寺の参道で、水際に咲いているのを撮影したことがあります。
九輪草の撮影に行った時期ですので、ちょうど今頃の季節でした。
小さな流れの中に、可愛い花を見つけるとそれだけで嬉しくなりますね。

イタドリは小さい頃、皮を剥き塩をつけてよく食べました。
あの頃は今のように、おやつなんかなかった時代でしたから、
イタドリやアケビ、椎の実、柿やグミ、桑の実などをおやつ代わりにしてました(笑)

本当に酒波の里山は貴重な山野草も多くて、その時々に新しい発見もできる楽しい所です。
自宅近くにも里山が広がってますが、明治以降に
禿山だった田上山を、砂防工事と植林作業で緑を復活させた山ですので、
山野草の種類は本当に少ないです。

何歳くらいまでここへ来ることができるのかは分かりませんが、
これからも自然豊かな酒波の里山に通い続けたいと思っています。
何時もありがとうございます。
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Unknown (はりさん)
2022-05-11 09:28:26
おはようございます。
毎回takayanワールドを楽しませていただいております。
今回もイチリンソウや可憐な花々に心が和みます。
酒波の里山はまさに山野草の宝庫ですね。
来年は必ず行きたいと思いますのでお誘いくださいね。
その前にビラデスト今津でキャンプです(笑)
返信する
はりさんへ (takayan)
2022-05-11 16:56:33
こんにちは。
毎回同じような写真ばかりアップしてますが、
楽しんでいただけているなら嬉しいです。
酒波の里山は山野草が道端で見られ、特に春は一番いい時期です。
来年の春は声をかけますね。
それまでに良い天気の日を選んで、キャンプに出かけてくださいね。
何時もありがとうございます。
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