何十年に一度という大寒波に見舞われた24日〜25日には、自宅付近でも数年ぶりに大雪となり、10cmくらいの積雪となりました。
25日の朝からカメラを持って何時もの里山、太神山不動寺の参道となっているハイキングコースへ出かけました。
こちらではまた昨夜から雪になり、今朝も一面の雪景色となりましたが、山では先日よりも雪が多くなっていたでしょう。
前回に続き湖南アルプス、雪の里山ウオーキングの2回目です。
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登っていくと少しずつ雪が増えてきました。
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前夜の吹雪が嘘ような青空
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河原の雪景色が撮りたくて降りられる場所を探します。
普段なら降りられる所が何箇所もあるのですが、カメラ2台を提げているので躊躇します。
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風が吹くと木に積もった雪が舞い上がり、轍がまた白くなっています。
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モチツツジも雪の中
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これはイヌマキかな
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シダ類のウラジロ
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至る所に松の立ち枯れが目立ちます。
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降りられる場所を見つけ、河原へ。
長靴を履いてきたので水の中も歩けます。
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浅い川なので、普通の長靴で間に合います。
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少し氷柱ができています。
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硬い岩も雪を被ればフワフワ
無理をしても三脚を持ってくれば良かったか?
カメラを1台にして三脚が正解だったかも知れません。
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反対側の下流方面。砂防堰堤の上手にいます。
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この川筋には砂防堰堤が何箇所も設けられています。
太古の昔はヒノキの古木が鬱蒼と生い茂っていた田上山ですが、藤原京造営やその後の平城京遷都、
寺院造営などに際して、瀬田川、木津川を利用した水運による利便性と山中の木々の良質さから、
田上山のヒノキを数万本伐採して用いたとされ、一帯は禿山と化しました。
このことが原因で大量の土砂が天神川〜大戸川を経て瀬田川に流れ込み度々瀬田川の氾濫が発生し、
この氾濫を防ぐために明治時代から大規模な砂防工事が行われることになりました。
takayanの祖父母も植林工事の人夫として働いていたと小学生の頃に聞きました。
先人の苦労によりやっと緑が覆う山に戻りつつありましたが、最近では松枯れ病でほとんどの松の大木が枯れ、追い討ちを掛けるように
新名神高速道路が湖南アルプスの中腹を横断するルートとなり、この工事に伴い山肌はまた無惨な姿へと変わっています。
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流れのゆるい岸辺は凍ついています。
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高野箒も雪に埋もれてました。
次回に続きます。
撮影日 2023年1月25日
撮影地 自宅付近 湖南アルプス
機 材 Nikon Z9
Nikon D4S
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
雪の里山歩きには長靴が重宝しますね。
雪景色の中で雪が積もった小さな植物も
忘れずに撮っているのがtakayanらしいです。
せっかく自然の戻った田上山ですが
また破壊されて行くのは悲しいことですね。
もう少し歴史から学んで欲しいものです。
今日は神戸の摩耶山に登ったのですが
なんと雪景色でびっくりしました。
この日は川の中からの撮影もしようと思ってましたので、
長靴を履いて出かけました。
雪の里山は長靴が一番です。
雪に埋まって撮るものが余りないので、高野箒やモチツツジなど、
いつもよく見る植物も撮りながらのウオーキングです。
明治時代からの砂防工事と植林で、やっと緑を取り戻した田上山でしたが、
高速道路の工事によりまた痛々しい山肌になってしまいました。
家の前から工事現場が見えるほど近い場所です。
麓にある各小学校では、卒業時に記念植樹をすることになっていて、
息子たちも苗木を植えました。
そんな場所もきっと工事で無くなっているのかも知れませんね。
摩耶山にも雪がありましたか?
珍しい景色が見られたのですね。
また見せてもらえるのを楽しみにしています。
いつもありがとうございます。