今年も湖東三山へ出かけようと思いましたが、人混みを避けて11月22日に自宅からも近い湖南三山の長寿寺に出かけました。
28日には同じく湖南三山の常楽寺と善水寺へ出かけ、今年は湖南三山の三箇寺ともにお参りをしました。
今年の紅葉はだいぶ遅れ気味でしたので、流石に22日の長寿寺では少し早すぎた感がありました。
それでもきれいに染まった箇所を探しながらの撮影で、湖東三山の西明寺や金剛輪寺、百済寺のような混雑はなく、
ゆっくり撮影を楽しむことができました。
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湖南三山
湖南市に位置する天台宗の古刹「善水寺」「長壽寺」「常楽寺」の総称が湖南三山です。
三ヶ寺とも創建は奈良時代までさかのぼり、秋の紅葉に彩られた季節は趣のある佇まいが楽しめます。
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山門んをくぐって境内へ・・・
何時もなら真っ赤なモミジと一面のイチョウの黄色い絨毯ですが、紅葉はまだまだこんな状態でした。
長寿寺
阿星山の北東麓にあり、地域では東寺と呼ばれる天台宗の古刹です。
長寿寺は奈良時代、良弁僧正によって建立された勅願寺で、現在国宝に指定されています。その昔、聖武天皇には世継ぎがなかったので、良弁僧正が阿星山中の瀑布に籠って子宝の祈願を行ったところ、間もなく皇女の降誕を得ました。天皇は、我が子の長寿を願い七堂伽藍廿四坊の寺を建立し長寿寺という寺号をおくり、さらに行基菩薩に子安地蔵を刻ませ本尊としました。これが長寿寺の始まりと伝えられています。
中世には源頼朝、足利氏らの祈願所となり発展しました。しかし、天正の頃、織田信長の手によって三重塔は居城である安土城へ、楼門は栗東市の蓮台寺へと移築され、主要な建物を失いました。現在、国宝の本堂、重要文化財の弁天堂、同じく重要文化財の丈六阿弥陀如来坐像、釈迦如来坐像、阿弥陀如来坐像などが残されています。
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長寿寺は色々な置物や飾り付けが多くされていて若い人にも人気があるようです。
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一番色付いていたのは境内にある白山神社の参道でした。
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境内には花や多くの種類の木々が育てられています。
これはニシキギでしょうかね。
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染まりかけの淡い色合いが何とも言えない美しさです。
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国宝の本堂です。
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何時来ても本堂の隅には花が飾らています。今年は菊の花でしたが、バックの淡い紅葉とがよくマッチしていました。
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その下にある石楠花ですが、もう開き始めた蕾があり驚きました。
これも異常気象の影響でしょうかね?
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重文の弁天堂
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千両も真っ赤な実をつけています。千両や万両の赤い実はお正月の縁起物ですね。
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真っ赤な紅葉の向こうには皇帝ダリア
自宅でも今咲いています。例年は早く霜が降りて先かけの時期に枯れてしまうことが多いのですが、今年は暖かくて二箇所共に咲いてくれました。
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真っ赤も良いですが、こんなグラデーションも良いですね。
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白山神社の参道。
5〜7番の反対側からの撮影です。
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朽ちかけた柵垣と枯れかけたノコンギクも絵になります。
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国宝の本堂と重文の弁天堂
次回に続きます。
撮影日 2024年11月22日
撮影地 湖南三山 長寿寺
機 材 Nikon Z9
Nikon Z6Ⅲ
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S