竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

終着ととおせんぼする桐一葉

2013-11-03 | 
終着ととおせんぼする桐一葉




桐日とはは初秋の季語で
栗東まであと僅かの今にはふさわしくないが
今の秋 桐一葉でどうしても一句がほしかった

このとおせんぼはありがたい
終わりの無い旅はこれまた辛い



【桐一葉】 きりひとは
◇「一葉(ひとは)」 ◇「一葉落つ」 ◇「一葉の秋」 ◇「桐の秋」 

秋の初め、風もないのに大きな桐の葉がふわりと落ちて秋の到来を知る。古代中国の書「淮南子(えなんじ)」の「一葉落ちて天下の秋を知る」による。




例句  作者


湯の音のしてゐる桐の一葉かな  藤田あけ烏

今日も亦風呂焚く頃の一葉かな  有山三千三

夏痩の骨にひゞくや桐一葉  正岡子規

桐一葉水中の日のゆらめきぬ  豊長みのる

桐一葉日当りながら落ちにけり  高浜虚子

日のうちはけふも暑うて一葉哉  牧童
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