ときおりは死臭の交じり花菜風 丈子

菜の花をわたる風を花菜風とよんだりする
なんとも日本語は味わいがある
花菜風は春の歓喜そのままの清廉な風だったはずだが
最近はいろいろな匂いが混じっている
数百キロ離れた地域の匂いも運ばれているデータもあるそうだ

菜の花をわたる風を花菜風とよんだりする
なんとも日本語は味わいがある
花菜風は春の歓喜そのままの清廉な風だったはずだが
最近はいろいろな匂いが混じっている
数百キロ離れた地域の匂いも運ばれているデータもあるそうだ
次の句は偶然目についた優れた句だがこんな素直な感性はとても私には持ち合わせない、詠めない
結び目のすんなり解けし花菜風 小林有希