竿五本江戸大川や春の暮 法夢子

竹とんぼ例会8」句会だより6 今回は法夢子です
表題句は作者自信の吟行句だったはずだが
日をおいて読み直すと良くない
時代は大きく変貌したが隅田川には変わらぬ釣り人がいる
ここを切り取ったつもりだったがそうは感じられない
花は葉に波の小さく隅田川 法夢子
桜がもう葉にかわっている
川面にはその花びらがまだ少しただよっている
ときおり通る舟のおこす波も小さくて
賑わいの消えたおちついた春の昼
初蝶や風と手合いの覚束無 法夢子
初蝶が風と戦っている
強い風ではないのだが蝶には初体験
その動作はおぼつかなくて頼りない
風にあしらわれているように見える

竹とんぼ例会8」句会だより6 今回は法夢子です
表題句は作者自信の吟行句だったはずだが
日をおいて読み直すと良くない
時代は大きく変貌したが隅田川には変わらぬ釣り人がいる
ここを切り取ったつもりだったがそうは感じられない
花は葉に波の小さく隅田川 法夢子
桜がもう葉にかわっている
川面にはその花びらがまだ少しただよっている
ときおり通る舟のおこす波も小さくて
賑わいの消えたおちついた春の昼
初蝶や風と手合いの覚束無 法夢子
初蝶が風と戦っている
強い風ではないのだが蝶には初体験
その動作はおぼつかなくて頼りない
風にあしらわれているように見える