うづみ火や終には煮ゆる鍋のもの

火鉢の炭は灰にうずまっている。
その上にかけてある小さな鍋はいつ煮えるとも分からないが、
まあそのうち煮えるだろう。〔季語〕うづみ火
実景を詠みながら、
何かを暗示しているように感じられる句だ
。奥に浮かび上がるものがある。
「鍋のもの」と大づかみに言ったところが眼目。
大根か。芋か。悠々と「煮ゆる」のである。(村松二本)

火鉢の炭は灰にうずまっている。
その上にかけてある小さな鍋はいつ煮えるとも分からないが、
まあそのうち煮えるだろう。〔季語〕うづみ火
実景を詠みながら、
何かを暗示しているように感じられる句だ
。奥に浮かび上がるものがある。
「鍋のもの」と大づかみに言ったところが眼目。
大根か。芋か。悠々と「煮ゆる」のである。(村松二本)