夏の月国境のない世界落地図

対戦が終わってほぼ4半世紀
不穏な風の勢いが止まらない
目に見えない国境を
「見える化」するような動きさへある
戦後はいつのまにか戦前の様相でさへある
季語夏の月」は句意に相応しくないが
悲しんでいる夏の月があるのだから許されよ
青岬元気な晩節ままならず
晩節はいつからを云うのか
本人はその自覚はないのだが
役場から高齢者だの
後期高齢者だのとの通知が来て自覚させられる
そんなに厄介な存在なのか
ありあまる元気の使い方に難儀している
大仏にとまらぬ懺悔余花の雨
桜に酔いしれた時が過ぎると静けさや落ち着きが戻ってくる
鎌倉の大仏の半目の前に佇むと
いつしか罪を詫びている自分がいる
おりからの雨も何故かうれしい

対戦が終わってほぼ4半世紀
不穏な風の勢いが止まらない
目に見えない国境を
「見える化」するような動きさへある
戦後はいつのまにか戦前の様相でさへある
季語夏の月」は句意に相応しくないが
悲しんでいる夏の月があるのだから許されよ
青岬元気な晩節ままならず
晩節はいつからを云うのか
本人はその自覚はないのだが
役場から高齢者だの
後期高齢者だのとの通知が来て自覚させられる
そんなに厄介な存在なのか
ありあまる元気の使い方に難儀している
大仏にとまらぬ懺悔余花の雨
桜に酔いしれた時が過ぎると静けさや落ち着きが戻ってくる
鎌倉の大仏の半目の前に佇むと
いつしか罪を詫びている自分がいる
おりからの雨も何故かうれしい