冬欅千古をつなぐ風のなか

鎮守さまの境内にはきまって大きな欅がそびえている
いつごろからのものかを知る者はいない
祖父が物心ついや頃にはもう同じ姿だったと聞いている
その欅が葉をすっかり落として木枯らしのなかに
「千古の風のなか」がふと浮かんだ

鎮守さまの境内にはきまって大きな欅がそびえている
いつごろからのものかを知る者はいない
祖父が物心ついや頃にはもう同じ姿だったと聞いている
その欅が葉をすっかり落として木枯らしのなかに
「千古の風のなか」がふと浮かんだ
発表 2013/12/1 岳36-2