温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

はっぴいえんどと頭脳警察

2009-03-31 21:09:04 | 音楽
数日前かな、いやもっと前かな、大学時代の同じクラブ(商業美術研究会)の友人から興味深いメールをもらった。
このクラブに所属していた仲間を中心に、70年に大学祭でのフリーコンサートを主催した仲間の一人だ。
我々のときのも、結構当時有名なバンドが出演したのだが、その後も前夜祭は恒例となったようだ。
翌年である71年にはっぴいえんどが出演したそうだ。
その時の模様が以下のサイトに詳しく書かれている。
そう、頭脳警察とはっぴいえんどは仲が悪そうだ。このときがきっかけかもしれない。
でも、当時バンド同士は張り合っていて結構緊張感を持っていて、みんな「お互いに仲良くやりましょうね」なんて雰囲気はなかった。
そのような雰囲気がこの文章で伝わってくる。
haruomi hosono 1971
「小坂忠の結婚式が終わった後、慶応の"三田祭"の前夜祭にはっぴいえんどが出演するというので、僕と奥村靫正は見学に行った。」(3)
「先に出演していた頭脳警察は、Tレックス風の扇情的なメロディーにのせた過激な歌詞で、学生たちの気持ちをしっかり掴んでいた。」(3)
「その夜の学生たちは異様に昂っていて、まるでその場の空気全体が渦を巻いているようであった。頭脳警察の演奏は、その渦に巻き込まれたかのように延々と鳴りやまず、時間をどんどんオーバーしていったのだった。」(3)
「はっぴいえんどは、初めのうちは楽屋としてあてがわれた教室で辛抱強く時間をつぶしていたが、だんだんとイライラの度合いが強まり、教室にいたり頭脳警察の様子を見に行ったりを繰り返していた。」(3)
「ひたすら待つうちに演奏への意欲はすっかりそがれてしまった」(15)

しかし、このサイト凄いですね。
このサイトははっぴいえんどの細野晴臣さんを追いかけているサイトで、他にもいろいろな話題が目白押しだ。
はっぴいえんどの他のメンバーの話題も非常に多いし、風街ロマンの1曲ずつの録音エピソードも載っている。
大瀧詠一氏がソロ活動しだすくだりも書かれている。
haruomi hosono 1971
1971/09ごろ 大瀧詠一から、ソロ作の制作について相談を受ける。

明日天気になれのファルセットについても書かれている。
当時ライブコンサートに出演したバンドがどのようなバンドがあったかもよくわかる。
いろいろ懐かしいバンド名がいっぱいだ。
あ、それから当時のプロ用の録音機材がいっぱい出てくるのも好きな人にはたまらないのでは?
hosono archaeology
chronology
■細野晴臣の幼少期からの足跡を年表にまとめた。