「草加で団子屋を営んでいた「おせん」という老婆が、ある日、侍に「団子を平らにして焼いたらどうか」と言われて始めた」・・・というのは昭和になってからの創作で、
「草加は昔から米どころと言われ、多くの米がとれたことから、農家の人たちは余った米を保存するために団子状にした米を乾かしたものを保存食として作っていました。江戸時代になり、草加宿ができると、茶屋や物売りが軒を並べるようになりました。このころから保存食だった煎餅も店で売られるようになり、広まっていったと考えられています。当初は生地に塩を練りこんだものでしたが、醤油が普及し始めた幕末から、焼いたせんべいに醤油が塗られるようになりました。」のだという。
○草加せんべいの基準
製造地:草加・八潮・川口・越谷・鳩ケ谷で製造
材料:関東近県で収穫された良質のうるち米
製造:最低10年の経験を持つ職人が製造を管理
焼き方:押し瓦での型焼き又は押し瓦方式を取り入れた堅焼き
ということで、「職人」が焼いた焼きたてのお煎餅を食べてみたいなと。