地震保険の補償の仕組みについて

2011年04月25日 | Weblog

    ◎東日本大震災で、地震保険があらためて注目を集めています。地震保険は政府と民間の損害保険会社が共同で運営をしています。

                          

    地震保険は、単独では契約する事ができず・・・火災保険とセットで加入する公的な保障で・・・

    いずれの保険会社で契約しても保険料や補償の内容は同じになります。

    被災時に受け取る地震保険の契約額は、火災保険契約金額の30~50%の範囲で決定され・・・

    建物は5000万円、家財は1000万円が限度です。

    大災害の中で迅速な査定と支払いが求められる地震保険は損害に応じて保険金が支払われる火災保険と異なり・・・

    保険金は・・・
  
    ・全損で・・・契約金額の100% ・半損で・・・50%  ・一部損で・・・5% の3区分での支払いとなります。



                          


    地震保険制度では・・・1150億円までが民間の負担で、それを超えた場合は民間と政府が50%ずつ保険金を支払います。

    1回の地震で支払われる限度額は5.5兆円で、阪神大震災で支払われた保険金は783億円。

    今回の東日本大震災では、加入率の増加もあり1兆円近くになるとも言われています。

    また、住宅再建のための公的な支援は・・・被災者生活再建支援制度に基づく最大300万円の支給以外は貸付で…

    保険の仕組みや補償の内容などを理解した上で、いざという時を見つめて備える必要もあります。