横浜市安全・安心特別委員会の調査・研究

2012年01月27日 | Weblog
                        ◎横浜市の総合的な震災対策における“津波避難対策について”をテーマとして特別委員会が

                         開催をされました。

                          

                         3月11日、横浜市には14時46分に三陸沖を震源とするM9.0の地震が発生し、横浜港には、

                         24時までの間に7回の津波が到達。

                         第一波は0.8mで最大波は1.6mが観測されました。

                         神奈川県の新たな津波浸水予想図では、発生頻度は極めて低いものの、発生すれば甚大な被害をもたらす

                         最大クラスの津波として想定をし慶長9年のタイプの地震で4.9mとしています。


                          

                         これまでの横浜市としての取組みとして「津波からの避難に関するガイドライン」を作成し、避難対象区域、

                         避難場所の高さの目安や津波訓練など迅速な避難体制などを示しています。

                         また、避難の目安となる海抜表示の設置や緊急情報メール、津波避難情報の設置や津波警報伝達システム

                         の整備の推進も図られています。

                         減災行動の観点で言えば…より速く皆が安全な場所に避難できる自助・共助・公助の体制をシンプルに作り込む

                         事ができるかどうかであると思います。


                          

                         本日の特別委員会の議論において…

                         横浜市として、独自の地震対策・研究を通じて、国・県への積極的な提言を行うとともに、市の防災計画への

                         反映を行う。

                         そして、過去の地震・津波の研究や専門家の意見を踏まえて、市民のより早く、より高い場所への避難の習慣化に

                         関して、多様でわかりやすい津波からの避難に関する教育・啓発および訓練に努めることを提言として取りまとめました。

                         民間の避難施設の協力など、継続して取り組んでいくことにもなります。