インフラの内科医 マイクロ波で地中の空洞化を診断

2012年06月20日 | Weblog
◎最新の高速・高解像度の技術で、見えない地・構造物内部の危険な場所を発見する『スケルカ』テクノロジーを視察。



インフラの下、地中の見えない危険な箇所を最新の高速・高解像度のスケルカ技術と経験で、見逃さずに発見するエキスパート集団のジオ.サーチ株式会社の本社、大田区への視察を公明党首都圏直下型地震対策本部長の上田県本部代表とともに団視察を行いました。

ジオ.サーチさんは、スケルカという独自の調査システムと解析技術を使って地中や構造物内部の見えない危険箇所を素早く正確に発見する技術をお持ちです。

路面下、道路や建物などの地下には、地下鉄や上下水道、ガス、電気等、様々なインフラが縦横無尽に張り巡らされています。

このインフラの周囲に、空洞化が起こり、その事により道路の陥没を引き起こす危険性があります。

原因は、下水管の老朽化による土砂の流出、地下鉄-共同溝など大型構造物を敷設した際の地盤のゆるみ等だそうです。



例えば、災害時の拠点病院へも道路が陥没していれば緊急車両も通行できません。

そこで、こうした事が起こらないように、道路や港、橋などを中心に、地中を調査し、空洞や劣化箇所を発見することで陥没などの事故防止とインフラの超寿命を図る事が大切です。


東日本大震災では、この空洞化が多発しています。
また、液状化も世界規模の広範囲で起こっています。



事前に空洞化を発見すること、早期発見の早期治療を行う事で危険も回避し、コスト面でも費用を抑える事ができます。

津波避難マップや液状化マップは作成がされていますが、こうした陥没危険度マップは作成されていません。

命を守る道路などの老朽化したインフラを前倒しで整備をする『防災、減災ニューディール』政策を提言しています。

インフラも内科診断をして、治療が必要な場合は、早期発見の早期治療をする事が必要であるということです。

今後、政務調査会で研究していく事になりました。