横浜の観光振興について

2013年12月21日 | Weblog
◎横浜の観光振興について一般質問で取り上げました。



全国の満16歳以上の一般男女を対象のインターネット調査では、横浜は、他の地域と比べて突出して「ロマンティックな気持ちになれる」という回答が多かったとされています。また、旅行の際の魅力を尋ねたところ、横浜は「昼間の食事」「夜景」が他の地域と比べて突出して高い、という結果が出ました。

海や港、景観や夜景は横浜を代表する観光資源であり、ホテルや旅行代理店、観光施設をはじめとする関係の皆様の努力の結果、このような評価をいただいたものと考えますが、一方で、まだまだ活かしきれていない観光資源もあるのではないかと思います。

それぞれの観光資源を組み合わせるなど、様々な工夫によって、都市としての総合的な魅力を発信し、来街者により一層横浜を楽しんでいただくことができます。

また、三溪園を訪問したおり、和装のカップルの結婚の記念撮影風景を目にしました。結婚式を挙げる人達だけではなく、偶然居合わせた海外観光客にとっても、特別な横浜のイメージを印象づけ、共に写真撮影をする、うるわしい光景でした。

「ウェディング」は、横浜の持つロマンテッィクなイメージにマッチし横浜のシティブランドを高める素材でもあると思います。ロマンチックに「恋する横浜」で恋をする、ウェディングを行い、更なる思い出の街として、この街に「恋をする」。

今後「出会いの場」自体をつくる「婚活」などの推進も考えられます。「ウェディング」という切り口は、単なる結婚だけにとどまらず、街のイメージアップ、そして、シティブランドをますます高めるものだと思います。




そこで、横浜ならではのロマンティックなイメージを生かした新たな誘客の取組、「横濱ウェディング」の今後の展開。

そして、2020年の東京オリンピックの開催にあたっては、国内外からより多くの人々が横浜を訪れることになります。本年の流行語大賞にもなった「おもてなし」。障害の有無や国内外に関わらず「おもてなし」ができる「ユニバーサルデザイン」の街づくりも大切です。

すべての観光客が横浜での滞在を楽しんでいただけるよう、いかに横浜の街全体で「おもてなし」するかという視点が大変重要になってきます。“横浜らしいおもてなし”をどのように進めていくのかについて質問しました。




市長からは、新たな取り組みについては、臨海部をはじめ市内の様々なエリアで、民間事業者を主体に、季節をとらえたイルミネーションやクリスマスマーケットなどの取組が行われている。これらを広報面などで支援するとともに、観光プロモーションや旅行商品の開発に生かしていく。

新たな試みとしては、市内の約40施設が提供する限定メニューを、カップルたちが自由に選んで楽しめる「この冬限定!秘密の想い出チケット」もつくった。

「横濱ウェディング」の今後の展開については、結婚式やデートなどの大切な記念日を横浜で過ごしていただくことで、横浜への愛着を深め、何度も横浜を訪れていただくことによる観光客の増加や街のイメージアップを目指している。

このため、公共施設や観光施設で結婚式を挙げられる「横浜ウェディングスポット」の利用促進を図るほか、新たに開業した施設も含め、民間事業者と連携して、横浜の魅力を発信していく。

そして「横浜らしいおもてなし」については、これまでも、観光案内所でのご案内や多言語に対応した案内サインを整備しているが、今年度は特に、ムスリム旅行者の方々の受入環境を整えるよう、市内ホテルや観光施設への働きかけを進めている。

また、大型クルーズ客船入港時には、市民ボランティアによる観光案内を行っている。今後さらに、横浜にお越しくださった多くの皆様に、「横浜に来てよかった」と思っていただけるようなおもてなしを、オール横浜で取り組んでいくとの答弁がありました。

観光の語源は、まちの一番素晴らしい「光」を「観」るで、まちの輝きであり、市民が誇りを持って「おもてなし」ができることです。住みよいまちであり、住み続けたいまちであることです。

私は、「観光」はまちづくりだと思っています。