ケンのブログ

日々の雑感や日記

ノーベル賞について小学校の先生が教えてくれたこと

2017年10月19日 | 日記
今、時節柄ノーベル賞の時期でそれに関連する
ニュースが多い。
僕の小学校1、2年生のときの担任はI先生だった。
I先生は美術がご専門だったけれど音楽も大好きな先生だった。
小学校1、2年の時はすべての教科をI先生から教わった。
I先生はノーベル賞のことについて僕たちにこんなふうに
教えてくださった。
「昔、ノーベルという人がいました。
ノーベルさんはトンネルを掘るためにダイナマイトを
発明しました。ダイナマイトで爆発させて山に
穴を開けてからトンネルを掘ることでトンネルの
工事は以前に比べて、とても楽になりました。
しかし、このダイナマイトは戦争で人を殺すための
道具にも使われるようになりました。
ノーベルさんはそのことをとても悲しんで
こんな僕が発明したダイナマイトが人を殺すのに
使われて本当にごめんなさい。こんなふうになってしまった
おわびの印に僕が死んだら僕の財産を
世の中の役に立つ発明をした人にあげてください。
と言って死にました。そうしてできたのがノーベル賞です」
55歳の今思えばとても単純化された話だけれど
小学校1、2年生の時はその話を聞いて
とても感動した。そうだったのかと。
I先生は7才や8才の子供にもわかりやすい
話し方をしてくださるいい先生だったなと
当時のことを振り返るたびに思う。