一日雨だった

今日は一日雨だった。
傘をさしたりたたんだり。
屋外から屋内、屋内から屋外へと
移動するたびにその動作を繰り返さなくては
ならない。面倒だなと思いつつも雨が降らないと
水がなくなってしまうから仕方ないよなと思う。
新聞に飢餓に悩む国の子供の写真が出ていた。
手足はとても細いのにお腹から胸のあたりが
ぽっこりと膨らんでいる。
飢餓のにあえぐ子の写真っていつも
こんなんだなと思う。
僕はお陰さまでこれまで食べられないという苦しみを
ほとんど味わったことがない。
スーパーマーケットへ行って店内をあちこち
回っていると自分が食べた記憶のない食材は
ほとんどないことに気づく。
田舎で、おばあちゃんと母と両方いる家で育ったし
祖母も母も料理をまめにしていたので
ほとんどの食材は食べた経験があるということなのだと思う。
そのおかげでぼくはうまいものを食べたいという
欲がほとんどない。
その欲は子供の頃にもう満たされてしまったからだと思う。
これはほんとうにおかげさまだなと思う。
それにしても飢餓の子のしんどさはどんなんなんだろう。
ちょっと想像を絶してしまう。