M神宮で催されたOS家献茶式に行った。
通常M神宮のお茶会は一席だけれど今日は
献茶式のため三席もあった。
誘導の係りのかたもそれぞれお好きな
順序で回ってくださいとおっしゃるのだけれど
どの順序が妥当なのかわからない。
年配の女性にお尋ねしたらこの順序が
いいと思いますとおっしゃってくださったので
それにしたがった。
最初のお茶席で隣になった女性は
お茶碗拝見のときにその茶碗がとても手に
なじんでいるように見えた。
「なんか手がとてもお茶碗に馴染んでますね」と僕は言った。
「そうですか」と女性は言った。
お茶碗は秋の季節を反映してか
濃い柿色にところどころ雲のように緑を
配したものが多かった。
その茶席が開いたあとでもう一度
「手でお茶碗の感触を確かめておられるようだったのが
印象的でした」と僕は言った。
「そうですか」と女性は言った。
次のお茶席に行くとその女性の姿はどこにもなかった。
通常M神宮のお茶会は一席だけれど今日は
献茶式のため三席もあった。
誘導の係りのかたもそれぞれお好きな
順序で回ってくださいとおっしゃるのだけれど
どの順序が妥当なのかわからない。
年配の女性にお尋ねしたらこの順序が
いいと思いますとおっしゃってくださったので
それにしたがった。
最初のお茶席で隣になった女性は
お茶碗拝見のときにその茶碗がとても手に
なじんでいるように見えた。
「なんか手がとてもお茶碗に馴染んでますね」と僕は言った。
「そうですか」と女性は言った。
お茶碗は秋の季節を反映してか
濃い柿色にところどころ雲のように緑を
配したものが多かった。
その茶席が開いたあとでもう一度
「手でお茶碗の感触を確かめておられるようだったのが
印象的でした」と僕は言った。
「そうですか」と女性は言った。
次のお茶席に行くとその女性の姿はどこにもなかった。