新渡戸稲造の武士道を読んでいたらこんな言葉が出ていた。
「あらゆる礼法の目的は精神を高めることである。
心静かに座っているときは凶悪な暴漢とても
手出しをするのを控えるというが、そこまで
心を鍛練することである」
言い換えれば絶えず正しき作法を修むることにより
人の身体のすべての部分および機能に完全なる秩序を
生じ、身体と環境とが完く調和して肉体に対する精神の
支配を表現するに至るというのである。
優美は力の経済を意味するとの言が果たして真であれば
その論理的結果として優雅なる作法の絶えざる実行は
力の予備と蓄積をもたらすに違いない。
典雅なる作法はそれゆえに休息状態における力を意味する。
なんか、これを読んでいると以前の五千円札の
おじさんはほとんど天才というかすごい人だなと思う。
※訳文は地の文は矢内原忠雄さんのもの
かっこのなかは奈良本辰也さんのものから
引用しました。ただし訳語と表記を
僕の都合で一部改めました。
「あらゆる礼法の目的は精神を高めることである。
心静かに座っているときは凶悪な暴漢とても
手出しをするのを控えるというが、そこまで
心を鍛練することである」
言い換えれば絶えず正しき作法を修むることにより
人の身体のすべての部分および機能に完全なる秩序を
生じ、身体と環境とが完く調和して肉体に対する精神の
支配を表現するに至るというのである。
優美は力の経済を意味するとの言が果たして真であれば
その論理的結果として優雅なる作法の絶えざる実行は
力の予備と蓄積をもたらすに違いない。
典雅なる作法はそれゆえに休息状態における力を意味する。
なんか、これを読んでいると以前の五千円札の
おじさんはほとんど天才というかすごい人だなと思う。
※訳文は地の文は矢内原忠雄さんのもの
かっこのなかは奈良本辰也さんのものから
引用しました。ただし訳語と表記を
僕の都合で一部改めました。