今日はフェスティバルホールに大阪フィルハーモニー
交響楽団第513回定期演奏会を聴きに行った。
指揮は尾高忠明さん
オールモーツァルトプログラム。
最初に演奏されたのが交響曲第39番K543
第一楽章
僕はこの曲を小学生の時ブルーワルター
ニューヨークフィルのモノラル録音で覚えた。
なのでその演奏が自分のなかでこの曲の
ひとつのスタンダードになってしまっている。
ブルーノワルターの演奏ではこの第一楽章の
イントロダクションはゆっくりで
壮大な演奏になっている。
それを基準に聴いてしまうとイントロダクションが
速いなと思う。
というか短いフレージングだなと思う。
しかし極端に速いわけでもフレージングが短いわけでもなく
だいたい中庸という感じなのだと思う。
やはり何を基準に聴くかで聴こえ方も
違ってくると思う。
弦の音はよく鳴っている。
木管も美しい。
イントロが終わって主部はおだやかに進む。
遅いテンポだと思う。
滑らかなところと力強い所のコントラストが
よく出ている。
途中まで演奏が進むと弦のアンサンブルがかなりいいなと思った。
第二楽章
少し遅い感じ。
まずまずというところかなと思う。
もっと歌が豊かであればと思うところもある。
陽と陰のコントラストがそれほど鋭いわけではないかなと思う。
全体的にそこそこうまいけれど特別な何かがあるわけではないと思う。
第三楽章
大阪フィルならこのくらいはやってくださるだろう
という演奏と思った。
尾高さんはおだやかに指揮をしておられるなと思った。
第四楽章
大阪フィルならこのくらいはやってくださるだろうという演奏だった。
一方でモーツァルトの細かい感情の機微までは伝わって来ないような気がした。
15分の休憩をはさんで次に演奏されたのが
交響曲第40 番K550
第一楽章
悪くはないけれどはじけるような何かがあるわけでもないなと思った。
第二楽章
なんだかこの楽章はちょっと凡庸な演奏だったかなと思ってしまった。
第三楽章
この楽章も大阪フィルならこのくらいはやってくださるだろう
という感じに聴こえた。
第四楽章
一生懸命やっていてくださると思うけれど
ちょっと平凡にも聴こえるかなと思った。
ところどころ木管が美しいとも思った。
曲の終盤は結構盛り上がったような気がした。
15分の休憩をはさんで次に演奏されたのが
交響曲第41番K551
第一楽章
結構、優雅に始まったかなと思う。
短めのフレージングで優雅に音が出ていると思った。
音に迫力もあるように思えた。
バイオリンの高音域もよく出ていると思った。
陰から陽へのきりかえもいいなと思った。
全体に短めのフレージングでうまく演奏が進んでいくと思った。
楽章の後半になると演奏がだんだん昇華していくように思えた。
フルートも美しいと思った。
なめらかなところはなめらかに音が動いていて
なんかこの楽章はいいなと思った。
第二楽章
丁寧で深い味わいがあるなと思った。
中間部は弦がよく歌っているなと思った。
第三楽章
優雅でやさしいメヌエットだなと思った。
木管の音も美しいと思った。
陽から陰へのコントラストもよく出ているなと思った。
第四楽章
優しい音のさばきかたが本当に優しくて
印象的だなと思った。
音楽が進むにつれて美しさが高まっていくように
思えた。
尾高さんの指揮にも気合いが入っているように思えた。
この楽章も木管の音が美しく聴こえた。
なんか気のせいかもしれないけれど
交響曲39番、40番の時よりも
41番の方が尾高さんよりいっそう気合いが入っているように思えた。
だんだん終盤に向かって音楽が盛り上がっていって演奏が終わった。
今日は交響曲第39番 40番の時はややもすると
ほかごとを考えながら聴いていたけれど
41番の時にはほかごとを思わないように努力したせいか
41番が一番僕にはよかったように思った。
逆に41番が一番気合いが入っていたからほかごとを
考えなくなったと言うこともあるかもしれない。
そのへんがにわとりが先なのかたまごが先なのか
自分でもよくわからないなと思う。
交響楽団第513回定期演奏会を聴きに行った。
指揮は尾高忠明さん
オールモーツァルトプログラム。
最初に演奏されたのが交響曲第39番K543
第一楽章
僕はこの曲を小学生の時ブルーワルター
ニューヨークフィルのモノラル録音で覚えた。
なのでその演奏が自分のなかでこの曲の
ひとつのスタンダードになってしまっている。
ブルーノワルターの演奏ではこの第一楽章の
イントロダクションはゆっくりで
壮大な演奏になっている。
それを基準に聴いてしまうとイントロダクションが
速いなと思う。
というか短いフレージングだなと思う。
しかし極端に速いわけでもフレージングが短いわけでもなく
だいたい中庸という感じなのだと思う。
やはり何を基準に聴くかで聴こえ方も
違ってくると思う。
弦の音はよく鳴っている。
木管も美しい。
イントロが終わって主部はおだやかに進む。
遅いテンポだと思う。
滑らかなところと力強い所のコントラストが
よく出ている。
途中まで演奏が進むと弦のアンサンブルがかなりいいなと思った。
第二楽章
少し遅い感じ。
まずまずというところかなと思う。
もっと歌が豊かであればと思うところもある。
陽と陰のコントラストがそれほど鋭いわけではないかなと思う。
全体的にそこそこうまいけれど特別な何かがあるわけではないと思う。
第三楽章
大阪フィルならこのくらいはやってくださるだろう
という演奏と思った。
尾高さんはおだやかに指揮をしておられるなと思った。
第四楽章
大阪フィルならこのくらいはやってくださるだろうという演奏だった。
一方でモーツァルトの細かい感情の機微までは伝わって来ないような気がした。
15分の休憩をはさんで次に演奏されたのが
交響曲第40 番K550
第一楽章
悪くはないけれどはじけるような何かがあるわけでもないなと思った。
第二楽章
なんだかこの楽章はちょっと凡庸な演奏だったかなと思ってしまった。
第三楽章
この楽章も大阪フィルならこのくらいはやってくださるだろう
という感じに聴こえた。
第四楽章
一生懸命やっていてくださると思うけれど
ちょっと平凡にも聴こえるかなと思った。
ところどころ木管が美しいとも思った。
曲の終盤は結構盛り上がったような気がした。
15分の休憩をはさんで次に演奏されたのが
交響曲第41番K551
第一楽章
結構、優雅に始まったかなと思う。
短めのフレージングで優雅に音が出ていると思った。
音に迫力もあるように思えた。
バイオリンの高音域もよく出ていると思った。
陰から陽へのきりかえもいいなと思った。
全体に短めのフレージングでうまく演奏が進んでいくと思った。
楽章の後半になると演奏がだんだん昇華していくように思えた。
フルートも美しいと思った。
なめらかなところはなめらかに音が動いていて
なんかこの楽章はいいなと思った。
第二楽章
丁寧で深い味わいがあるなと思った。
中間部は弦がよく歌っているなと思った。
第三楽章
優雅でやさしいメヌエットだなと思った。
木管の音も美しいと思った。
陽から陰へのコントラストもよく出ているなと思った。
第四楽章
優しい音のさばきかたが本当に優しくて
印象的だなと思った。
音楽が進むにつれて美しさが高まっていくように
思えた。
尾高さんの指揮にも気合いが入っているように思えた。
この楽章も木管の音が美しく聴こえた。
なんか気のせいかもしれないけれど
交響曲39番、40番の時よりも
41番の方が尾高さんよりいっそう気合いが入っているように思えた。
だんだん終盤に向かって音楽が盛り上がっていって演奏が終わった。
今日は交響曲第39番 40番の時はややもすると
ほかごとを考えながら聴いていたけれど
41番の時にはほかごとを思わないように努力したせいか
41番が一番僕にはよかったように思った。
逆に41番が一番気合いが入っていたからほかごとを
考えなくなったと言うこともあるかもしれない。
そのへんがにわとりが先なのかたまごが先なのか
自分でもよくわからないなと思う。