ケンのブログ

日々の雑感や日記

二月十七日

2018年02月17日 | 日記
何を勘違いしたか今日は日曜日だと思っていたら土曜日だった。
時々こういう勘違いがある。
晴れたり曇ったり寒いけれど二月初旬よりはましだなと思う。
それに日差しそのものはやはり春らしくそれなりに強くなってきたいるなと思う。
CDでブラームスのヴァイオリンソナタ第一番を聴く。
レオニタス カヴァコスさんのヴァイオリン、ユジュウ ワンさんのピアノ。
こぼれるように美しい。ロマン派という言葉のもっとも適切な具体例は
ブラームスだと思う。とても慎重な物腰の中から謹み深く
浮かび上がってくるロマンチックな感情。それがブラームスの真骨頂だと
思う。こんな作曲家ほかに例をみない。あたりまえと言えばあたりまえだけれど。
交響曲第一番の作品番号が68、そして交響曲の数がたった四曲。
しかし四曲とも極めて高品質の名曲。この事実がブラームスの多くの部分を
語るのではないかと思う。三日前に買ってきて100えんショップで買った
水差しに生けた菊が五輪花をさかせている。白と黄色のはな。
これに赤がそろうと
赤白黄色でチューリップの歌と同じ色揃えになる。
子供の頃、僕が家の庭に植えたチューリップが野生化して
何も手入れをしていないのに毎年花をさかせるようになった。
花がさいたのに気づくのはまいとしおばあちゃんだった。
おばあちゃんが「ケンちゃんの植えたチューリップ今年も咲いたよ」と教えてくれた。
小学校二年のころ植えたチューリップが二十歳をすぎてもまだ
毎年のように咲いていた。
途中からは記憶があいまいになっているけれど
最後の方はおばあちゃんが手入れをしていてくれたのかも知れない。
おばあちゃんはさいごは仙台の長男の所へ行きそこでなくなった。
青葉城恋歌という仙台を舞台にした歌に
あの人はもういない、という歌詞のくだりがある。
そこをおばあちゃんについ重ねて歌を聴いてしまう。