ケンのブログ

日々の雑感や日記

二月二十七日

2018年02月27日 | 日記
晴れのお天気。今日も引き続き暖かいと感じる。
二月に入って今日が一番暖かいような気がする。
隣の町の市民交流センターであった歌声サロンに参加した。
サロンに参加した女性が暖かいですねと言った。
そうですね。と僕は言った。
でもまた寒くなるんでしょうね、桜が咲いてからでも
寒いことありますもんね、と女性は言った。
そうですねと僕は言った。
その通りだと思う。
ただ季節に関しては暑さ寒さも彼岸までという言葉は
一番実感に近い言葉ではないかと思う。
立春と言ってもまだ寒いし立夏と言ってもまだ暑いわけではない
立秋と言ってもまだ暑い。
暑さ寒さも彼岸までが一番実感を伴った言葉のような気がする。
歌の先生は上はホワイトに近いような薄いブラウンのセーター
下は濃いブラウンのスカート、ブラウンで濃淡をつけておられる。
ピアノの先生は下はフェルトのような生地の赤いスカート
上はグレーのセーターだった。
なんかブローチをつけておられたけれどずっとピアノの方に向かっておられたので
見えなかった。
ピアノの先生は黒い瞳というロシア民謡に日本語の歌詞をつけた
歌を歌うとき伴奏はいろいろパターンがありますけれど
どれにしましょう、とおっしゃて3パターンくらい
伴奏のさわりを弾かれた。
先生のピアノの技術だとロシア民謡をするときなどは
きっと即興に近い形で何種類か伴奏ができるのだと思う。
みんなはなにも意見は言わずに笑っていた。
ピアノの先生は3つほど提示されたパターンの中から
一番ダイナミックな伴奏をなさった。
ロシア民謡はダイナミックな伴奏をするとチャイコフスキーの
音楽のような感じになる。
伴奏につられてキャパの100パーセントに近い声で歌うと
歌の先生が
「伴奏が立派な伴奏ですものね。たまには声を出していただかないと
ストレスがたまりますよね」とおっしゃった。
ピアノの先生はみんなの方を見るたびに今日はちょっと
いつもよりとろんとした感じの目をしておられる。
後片付けの時に「先生、熱があるんですか。今日は目がちょっと
いつもと違います」と僕は言った。
「いいえ熱はありませんのでご心配なく
でもちょと顔が暑いです」とおっしゃった。
すると、そばにいた女性が
「ほんま、ちょっと目がうるうるしてる、花粉症かも」と言った。
「そうですねそうかもしれません」とピアノの先生は言った。
「ちょっと花粉症が出たかも知れません」とピアノの先生は僕にも言った。
「それはお大事に」と僕は言った。
ちなみに黒い瞳というロシア民謡に日本語の歌詞をつけた歌は
楽譜をみるとハ短調になっている。
フラット三つか僕が苦手なタイプの楽譜やなと思っていると
(僕の頭はちょっと偏りのある頭でフラットやシャープの
数が増えると急に楽譜がわからなくなる)
歌の先生が「これはいろんな楽譜をみたんですけど
どの楽譜も微妙にメロディが違うんです
民謡は口伝で広まったものが多いのでこういうことはよくあるんです。
楽譜によって調性もまちまちで。
なので歌いやすい調にして私が楽譜を書きました」とおっしゃった。
みるとコピーされた楽譜は手書きになっている。
簡単な和音もところどころついている。
他の調で書かれた楽譜をハ短調に転調して手書きで書くのって
そんなにたやすい作業ではないはずだ。
やっぱり歌声サロンの先生ってすごいんだな
そして素人が思う以上に忙しいんだなと感じる。