昨日、神戸に行った。本当に久しぶり。三宮の近辺を歩くのは10年ぶりにちかいかもしれない。昔は三宮の駅を降りると自分がいきたい場所への行き方くらいはわかっていたけれど地下街の入り口を見つけるのにもちょっと時間がかかってしまうことに愕然とした。
三宮駅近辺の地下街にジュンク堂書店があった。そこでちょっと本を探したのだけれど見つかりそうにないので店員の方に聞くとセンター街の方の店舗でなら見つかるかもしれないと教えていただいた。そもそもセンター街の記憶も僕にはあやしくなっている。
「センター街ってアーケード街のことですか」と僕は言った。「そうです」と店員さんは言った。「港の方へ道を下っていって右に曲がればいいんですよね」と僕は言った。
「はい、フラワーロードを海の方に下ってここを元町方面に折れます」と店員さんは簡易な地図を僕に見せていった。「わかりました」と僕は言った。「地図はお持ちになりますか」と店員さんは言った。
「そうですね。あったほうが確実と思います」と僕は言って大きめのメモサイズの紙に印刷された簡易な地図を受け取った。店員さんの元町、フラワーロードという言葉にはなんとかついていけてホッとした。なんだか店員さんの対応まで神戸はちょっと違うように思えてくる。
神戸は南は海、北は山に囲まれた東西に長い街だから、代表的な地名で場所がわかりやすいんだなと改めて思った。
フラワーロードを港まで下ると、税関、そして第三突堤。それは今でも思い出せた。行こうかなと思ったけれど、まだすることもあったし、ちょっとそれは思いとどまった。また港にも行ってみたいなと思う。