今日の新聞の人生相談30に代の女性の方からこんな人生相談が載っている。
結婚する。海外挙式が夢だったがそれがかなわず海外で夫婦の晴れ姿を撮影するフォトウェディングを考えている。親戚一同も一緒に海外へと考えている。
私の母と兄夫婦は海外に前向き、夫の側の親戚はいろんな都合で行けない人が多い。私の父も海外には興味がないと言っている。父母と海外に行くのは最初で最後の機会と思うのでぜひ父にも賛成してほしいのだかそう思うのはわがままだろうか。という主旨の相談。
本当にこんなこと書いて申し訳ないけれど率直な僕の気持ちとしてアホかと思う。イエスの言葉に兄弟にアホというものは地獄の火に投げ入れたれたほうがマシというものがあったと記憶しているけれど、、、。でもなんとなくあほくさと思ってしまう。
海外でフォトウェディングしてそれをSNSに投稿してみんなにいいねしてもらってもなんだか白々しいいいねばかりが来そうな気がする。写真のSNSなどの普及で人間の感覚が変わってきてしまっているのかと思ってしまったりもする。
海外に行くこと自体はいいことだと思うのだけれど。あまりみんなをそれに巻き込まないほうがいいと感じる。じぶんたちだけでひっそりと海外に行ってひっりと写真を取って、本当に仲のいい人にだけひっそりとそれをみてもらうというのが健全なのぞみであるように思う。
僕がこの人生相談を読んでいてなによりやりきれないと思うのは、この結婚難の時代に結婚というご縁を頂いてありがたいという感謝の気持ちがどこかへ行ってしまって、結婚だぜ、やった、この機会にこのときでなければ実現できない親戚みんなで海外との夢もかなえるんだという思いが前面に出てしまっていることだ。目に見えないちから、おかげにたいする感謝の気持ちを忘れてしまったら人生の舵取りってもうどこへいくかわからなくなってしまうように思う。